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かけ放題と端末替え放題で勝負するFREETELの狙い

日経トレンディネット 10/12(水) 12:20配信

 「FREETEL」ブランドでスマートフォンや通信サービスを提供するプラスワン・マーケティングは、2016年10月6日、新製品・サービスの発表会「FREETEL World 2016 Fall/Winter」を開催した。同社の新たな取り組みからは、ハードウエア、通信サービス共に“格安”から抜け出そうとする同社の戦略が伝わってくる。

【関連画像】FREETEL SIMの定額プランに高速通信容量が50GBまでのものが用意されたほか、使った分だけ安心プランの上限も10GBから20GBに拡大された。

●「FREETEL SIM」は高速通信容量を増量したプランを追加

 モデルで女優の佐々木希さんを起用したテレビCMで、今年注目を集めた「FREETEL」ブランド。自社でスマートフォンの開発・販売を直接手掛けるだけでなく、自らMVNOとなって通信サービスを提供するなど、端末メーカーとしても、MVNOとしても非常にユニークな存在だ。そのため、注目度は高く、ベンチャーでありながらSIMフリースマートフォンメーカーとしては国内上位の出荷台数を誇っている。

 SIMフリースマートフォンメーカー各社が次々と新製品を投入し、MVNOも相次いで新しい施策を打ち出すなど、端末・サービスともに競争環境が激化する中、FREETELの強みは自社で端末もネットワークも手掛ける垂直統合型のビジネスだ。ただしその半面、FREETEL以外のMVNOがFREETELの端末を採用する事例がほとんど見られなくなるなど、その強みが不利に働くケースも最近は目立ってきた。

 そうした状況で開催した「FREETEL World 2016 Fall/Winter」で、FREETELは、新たな戦略を発表した。施策は大きく分けて3つだ。

 1つ目の施策は、通信サービス「FREETEL SIM」の強化だ。FREETEL SIMには月額299円(データ通信のみの場合)で、最大10GBまでの高速通信が利用可能な「使った分だけ安心プラン」と、事前に1~20GBまでの高速通信容量を選べる「定額プラン」の2種類がある。今回、新たな定額プランとして15、30、40、50GBの料金プランを提供するとともに、使った分だけ安心プランの最大通信容量も20GBに増量することを発表した。

 大容量プランを追加した背景には、まず、動画サービスなどの利用が高まり、より大容量通信が求められるようになってきたことがある。加えて、9月に大手キャリアが相次いで発表した、月額6000円で20GBの通信容量が利用できるデータ定額サービスの影響も受けていると思われる。

 また、FREETEL SIMの特徴の1つになっている、人気サービスの通信量を無料にする「パケット無料サービス」も対象を拡大。従来の「LINE」や「ポケモンGO」に加え、「Twitter」や「Facebook」、「Messenger」、「Instagram」も対象になるという。ただし、新たに追加された4サービスの通信量が無料になるのは、3GB以上(Instagramは5GB以上)の定額プランのみだ。

 ほかにも、通常3000円かかる初期契約費用が299円になる「全プラン対応パック」や、余った通信量を翌月に繰り越せるサービスなどが新たに提供される。さらに、従来FREETEL SIMユーザーしか利用できなかった「電話かけ放題」が「だれでもカケホ」に名称を変更。FREETEL SIM以外のユーザーも299円からの月額料金を払えば利用できるようになったほか、月額1499円の10分間のかけ放題プランも追加された。

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最終更新:10/12(水) 12:20

日経トレンディネット

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