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家計簿はつけるべき 誰でも必ず続くコツはたった1つ

日経ウーマンオンライン(日経ウーマン) 10/12(水) 15:47配信

お金を貯めることが最大の目的になって、「貯蓄疲れ」していませんか? 働く女性の相談を受けることが多いFPの加藤梨里さんが、これまで受けた相談を紹介しながら、お金やライフプランの課題を解決していく「お金が増える!使い方講座」連載。今回のテーマは、家計簿です。加藤さん自身も得意ではないと話す家計簿ですが、だからこその「家計簿が続かない理由、続くコツ」についてお教えします。

●家計簿が続かない理由

 こんにちは。ファイナンシャルプランナーの加藤梨里です。街を歩いていると、早くもクリスマスケーキやおせち料理の予約受付のポスターを目にするようになりました。もう年末が近づいてきているのですね。

 この時期になると店頭に並ぶものといえば、来年のカレンダーや手帳、家計簿もそうです。書店や文具店の入り口にたくさん平積みになっていると、「来年はどんな手帳を使おうかな……」と心躍ります。

 一方で、「そういえば今年も家計簿が長続きしなかった……」と反省することもしばしば。実は皆さんにお金のご相談をしている私も、家計簿をつけるのはあまり得意ではないんです。皆さんから「家計簿ってつけたほうがいいんですか?」とご相談を受けると、内心ドキッとしてしまいます(笑)。

 そこで今回は、家計簿が続かない原因を探ってみましょう。

家計簿とダイエットは似ている

 毎月毎月赤字続き、何度チャレンジしても貯金ができない、とお悩みの人に話を聞くと、生活費がどれくらいかかっているのかをあまり把握していない傾向があります。でも、その人たちが口をそろえて言うのが、「昔は家計簿を付けていた」ということ。家計のやりくりでお悩みの人は決して怠けているわけではないことが多いのです。

 でも、たいていは途中でやめてしまったといいます。なぜ、家計簿は続かないのでしょうか?

 実は、家計簿はダイエットにとてもよく似ています。そして、家計簿に挫折してしまう理由も、ダイエットに失敗する理由に似ています。挫折する理由は、おもに2つあります。

 1つ目が、「おのれの姿を見るのが嫌だから」。家計簿を付けると、毎月使ったお金を記録していきます。すると、ほとんどの場合は自分の予想以上にお金を使っていることに気づきます。使っているときにはさほど大きな出費をしたつもりはなくても、月末になると「こんなに使っちゃったんだ!」と驚くのです。

 そんなとき、まじめな人ほど「どうしてあんなに使っちゃったんだろう」と罪悪感にさいなまれます。来月はもっと引き締めなくちゃ、と意識して次の月に臨むのですが、すぐに劇的に支出を減らすのは難しいもの。自分の思い通りの家計にならないと、しだいにやる気がなくなってきてしまいます。

 やがて、月末の支出高を見なくなってしまいます。「生活費●●万円を使っている私」の姿を、怖くて見たくないからです。これはダイエットでも同じこと。「体重●●kgの私」の姿を見たくないと思うと、体重計からどうにも足が遠のいてしまいますよね。鏡の前にもなるべく立たないようにしてみたり……。そうして見てみぬふりを続けているうちに、すっかり太っちゃった、なんてこともあります。家計でも、「いくら使っているか」という現実から目を背けると、ますます支出が膨らんでしまいます。

 家計簿は自分を映す鏡と同じ。成功させるには、「自分の姿」を見る勇気が必要です。すぐには理想通りの姿にならなくても、「これからは今より良くなるから!」と、理想の姿を重ね合わせてみれば、きっと気持ちが軽くなるはずです。

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最終更新:10/12(水) 15:47

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