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洗いすぎ、長湯… やってはいけない入浴法

NIKKEI STYLE 10/13(木) 7:47配信

 お風呂につかるのは、肌の汚れを落としたり血流を良くしたりと美容に良い習慣だ。だが、誤った入浴法を続けると、肌の乾燥や肌荒れを招きかねない。
 温泉療法医である宇野皮膚科医院の漆畑修院長は「入浴中にタオルでこすりすぎて肌を痛めたり、色素沈着を引き起こしている女性が多い」と指摘する。きれいになりたいと思って行いがちだが、実は肌には良くない入浴法をまとめてご紹介する。特に、お湯につかったときにピリッと感じる敏感肌の人や、何をしても乾燥肌が改善しない人は、入浴法を見直してみよう。

【やってはいけない入浴法(1)】
「全身を毎日石けんで洗う」
→肌荒れ、くすみ、乾燥の原因に

 毎日、石けんで全身をごしごし洗うのは、実は肌に良くない。「体には皮脂腺が多くて皮脂分泌が多い部分と、そうではない部分がある。皮脂腺が多い部分には酸化した皮脂汚れが付きやすいので、毎日石けんで洗ってもいい。だが、二の腕や脚などは毎日石けんで洗うと乾燥を招くので一日おきに」と銀座ケイスキンクリニックの慶田朋子院長。
 また、体を洗うのは入浴の最後がいいそう。「体を洗った後はバリア機能が低下する。その後に湯船につかると、細胞間脂質などが漏出して肌がカサカサになる」(慶田院長)ためだ。

■ここだけは毎日洗ってもいい

 皮脂腺が多いのは胸の上側、両わき、背中の上側など。「洗浄剤をしっかり泡立てて短時間でなでるように洗い、十分にすすぐ。他の部位は、すすぐときに流れる洗浄剤だけでも十分」(慶田院長)

■さらに美肌になるポイント

 硬めのタオルでごしごし洗うと、肌から水分が蒸散しやすくなる。「肌荒れや、ニキビ、アトピー性皮膚炎の悪化につながるので、手のひらで洗うといい」(漆畑院長)

【やってはいけない入浴法(2)】
「肌がふやけるほど長くつかる」
→乾燥肌の原因に

 長くお風呂につかると、肌がだんだんふやけてシワシワになってくる。これは、「肌表面の角層が、多量の水分を吸収して膨らんだ状態。一時的に肌のバリア機能が低下し、物質が浸透しやすくなっている」と漆畑院長。
 肌がふやけた状態でさらにお湯につかっていると、「肌の内部にあって水分を保つ働きをしているNMF(天然保湿因子)や、セラミドなどの細胞間脂質が必要以上に流れ出てしまう。皮脂も必要以上に失われて、その結果乾燥肌になりやすくなる」(漆畑院長)。「お湯につかる時間はトータルで15分程度までを目安に。温度は38~40度のぬるめがいい」(漆畑院長)

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最終更新:10/13(木) 7:47

NIKKEI STYLE

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