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スキャンダルに失言も連発 鶴保庸介大臣の“逆撫で力”

週刊文春 10/13(木) 12:01配信

「きたるべき選挙で勝利してもらわなければならない。(選挙と)振興策はリンクしています」

 10月6日、沖縄県出身の国会議員のパーティでこんな挨拶をし、物議を醸したのが、鶴保庸介沖縄・北方担当相(49)だ。

「『札びらで頬を叩く』ようなやり方は、むしろ選挙で不利になると沖縄の自民党幹部も呆れ顔でした」(自民党関係者)

 実は、鶴保氏の“逆撫で力”には定評がある。9月には普天間基地移設を巡る違法確認訴訟についても「早く片付けてほしいということに尽きる」と発言。ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏が「長い視点で科学を支えていく社会の余裕が大事」と基礎研究への理解を求めると、科学技術政策担当相でもある鶴保氏は「どんどん基礎研究してくださいと言えるほど、国の財政状況はおおらかではない」と反論した。

 鶴保氏は、大阪の名門・天王寺高校から東大法学部を経て当時、政界屈指の実力者だった小沢一郎氏の秘書になった。1996年に29歳で新進党から衆院選に立候補したのが政治家生活のスタートだった。

 この時は落選の憂き目をみたが、2年後の参院選では和歌山3区選出の二階俊博氏の陣頭指揮の下、小沢自由党から参院和歌山選挙区で当選。

「この時から、二階さんの庇護の下で生きてきた、生粋の『二階派』だ」(古参秘書)

 鶴保氏の名前が政界に知られたのは、野田聖子自民党衆院議員との事実婚と破局だった。議員生活では、順調に当選を重ねるが、大臣のイスは遠かった。同じ和歌山選挙区選出で自民党一筋だった世耕弘成参院議員が、大臣にはなれずにいたため、“中途入社組”の鶴保氏はお預けを食わされていたのだ。

「今回、世耕氏が経産相として入閣したことで、沖縄問題に口をはさみたい親分の二階幹事長がここぞと、沖縄担当相に押し込んだ」(同前)

 だが、その矢先、スピード違反や恋人関係にあった女性に結婚トラブルを告発されるなどスキャンダルが相次いだ。

 鶴保氏について、官邸関係者はこう評する。

「頭は悪くないが、人をイラッとさせる言動が出て、トラブルになりやすい。使えない東大エリートの典型です」

 もともと二階派は、ゲス不倫の宮崎謙介氏や不倫キスの中川郁子氏などスキャンダル議員が多い。二階親分の力で、難局を乗り切れるか。


<週刊文春2016年10月20日号『THIS WEEK 政治』より>

「週刊文春」編集部

最終更新:10/13(木) 12:06

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