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人の行動を良い方向に変える一番効果的な方法“ナッジな問いかけ“とは?

コーチ・エィ 10/13(木) 18:40配信

行動経済学に「ナッジ」という概念があります。 「ナッジ(nudge)」とは、「ひじで軽くつつく」という意味の英語で、行動経済学では「人に『良い行動』をとらせようとする戦略」として知られています。

欧米の公共政策にも取り入れられ、英国のデイヴィッド・キャメロン前首相が発足したプロジェクト「ナッジユニット」では、「市民の多くが期限内に税金を納めています」という簡単なメッセージを伝えるだけで、期限内に税金を納める人が増え、税収が大幅に増加しました。

「人々の行動を良い方向に変える一番効果的な方法は、態度や行動に『大きな変化』を求めるのでなく、『ほとんど気づかないくらいにささやかな方法』で誘導することなのではないか?」という考えを基に発展したこの理論は、私たちが日々発する「問いかけ」のヒントにもなりそうです。

「ナッジ」な問いかけとは?

「相手が気づかないくらい、ささやかに」行動を促進する「問い」とは、どういうものでしょうか。

イメージとしては、問いかけられた相手が身構えることなく、気軽に答えたくなったり、あるいは行動したくなったりする問いかけと言えます。

世界的に有名なデザインコンサルティング会社のIDEOでは、新しいアイディアを紡ぎだす際には必ず、「How might we?(どうすればできそうか?)」という3つの単語からなる問いかけからスタートするそうです。

「How should we?」(どうすべきか?)」でもなく、「How can we?(どうすればできるか?)」でもありません。

「HMW」とも言われるこの「問いかけ」の伝承者で、ビジネスコンサルタントのミン・バサデューは、「人はつい『can(できるか?)』『should(すべきか?)』を問うことから始める。しかし、『can(できる)』や『should(すべき)』を使い始めた瞬間、『本当にできるか?』などの思考が回ってしまう。一方で「『might(できそうか?)』は、判断を先送りし、自由な選択肢を与え、可能性を開く」といったことを述べています。

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最終更新:10/13(木) 18:40

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