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前走不安もデータが後押し! 秋華賞は桜花賞馬ジュエラーが巻き返す

webスポルティーバ 10/13(木) 11:51配信

 阪神ジュベナイルフィリーズとNHK マイルCの覇者メジャーエンブレム(牝3歳、田村康仁厩舎)が早々に離脱、前哨戦のGIIローズS(9月18日/阪神・芝1800m)を抜群の切れで勝利し、大本命と目されていたオークス馬シンハライト(牝3歳、石坂正厩舎)も屈腱炎を発症し、一転して混戦ムードとなった牝馬三冠の最終戦GI秋華賞(10月16日/京都・芝2000m)。残るGI馬は桜花賞を勝ったジュエラー(牝3歳、藤岡健一厩舎)のみとなった。

【写真】桜花賞制覇後に左前脚を剥離骨折したジュエラー、秋華賞で巻き返せるか。

「クイーンCを1分32秒5の好時計で勝ち上がった2歳女王のメジャーエンブレムが主演女優。そして、チューリップ賞を1分32秒8の好タイムでしのぎを削ったシンハライトとジュエラーが脇を固める3強対決となったのが桜花賞でした。

 2冠目のオークスはマイル路線に切り替えたメジャーエンブレム、骨折のジュエラーはいなかったものの、チェッキーノが素晴らしい戦いを演じました。いずれにしろ春の3歳牝馬戦線は4強と言っても過言ではありませんが、秋華賞はジュエラーをのぞく3頭が故障で姿を見せない事態になってしまいました。春の実績を踏まえれば、ダントツの1強になったと判断していいぐらいです」(デイリー馬三郎・吉田順一記者)

 ジュエラーは桜花賞後に左前脚を剥離骨折し、その休養明けだったとはいえ、ローズSでは好位を追走も見せ場なく11着に敗れている。果たして、GI馬の意地を見せて、ここから巻き返しがあるのだろうか。

 春まではやや難があるスタートのせいか、2勝目が桜花賞という戦績だったジュエラー。しかし、ローズSではスタートもましになり、すっと好位を取り、レースを進める成長を見せた。しかし、ペースはチューリップ賞や桜花賞よりもゆったりとしていたのにも関わらず、身上である切れ味は不発。後半600mを35.8はデビュー以来最も遅い。敗因を重馬場に求めるべきか、それとも……。

 吉田氏がジュエラーの”弱点”を指摘する。

「この馬は本来、馬込みを避けて外々をのびのびと回る競馬が理想。というのも、この馬は四肢が若干”X脚”気味で、フットワークも回すような走り方なので、窮屈な競馬は向かないはずです。仕上げの問題なのか、好位の馬込みで正攻法の競馬をしたことなのか、馬場なのか、ローズSの敗因は不可解ですが、体型的に由来する要因はそれぞれの敗因に絡んでいると思います」

 では、本番では桜花賞などと同じく、ゆったりと後方を追走し、外から進出する競馬なら、ということだろうか。

「そうとも言い切れません。この馬のフットワークは、とてもコーナーリングがうまいとは言えず、コーナー4回の京都2000mの適性に疑問が残ります。高速馬場になる可能性が高い今の京都コースで、この馬の切れ味も取り戻せるかもしれませんが、それまでのロスが大きくなりそうです」

 もうひとつ、ローズSでは桜花賞から比較して、馬体重が10kg増加していた。この点にも吉田氏は疑問を投げかける。

「春は体脂肪が少なく、余分な脂肪がない鹿みたいな体つきでしたが、ローズSで見せた馬体はまだ皮下脂肪があり、緩さを感じさせるつくりでした。一度使って締まってきたとは言え、結果の出ていた春とは違うシルエットが不安です。最終追いでどこまで馬体を引き締められるかがポイントとなるでしょう。

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最終更新:10/13(木) 11:51

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