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お世辞でもいい!? ビジネスに効く「ほめ言葉」 4つの使い方

NIKKEI STYLE 10/13(木) 16:40配信

「言わなくても分かっている」や「照れくさい」は大きな損

 仕事でもプライベートでも「ほめ言葉」が人間関係を円滑にするということは、多くの方が、認識していることでしょう。しかし私が経営者になった25年ほど前には、ビジネスシーンで「ほめ言葉」を耳にすることはあまりありませんでした。

 「ほめたい理由」は山ほどあっても、それを口にすることは「お世辞」と解釈されるのではないか? 「社交辞令」と思われるのではないか? 何か魂胆があると受け取られたら嫌だな。私自身、そんな思いからほめることをためらっていました。

 実際、当時「ほめ言葉」を、耳にすることはほとんどありませんでした。時に「さすが○○社長!」とか「お見事です」「○○さんに、かなうものはいませんね」などという声を耳にしましたが、その言葉からは真実味を感じることはできなかったのです。

 そんな折、「臼井さんの声は聞きやすいですね」と、初対面の方からほめていただきました。おそらくその方は私について、予備知識はないはずです。ですから、感じたままを伝えてくださった。ふだんの私のプラス面をほめてもらった。それまで自分でも気づかなかった、当たり前だと思っていることを、ほめてくださったことに、胸が熱くなりました。

 「ほめられると、こんなに元気になるのだ」。「よし、声に出してほめ言葉を伝えるようにしよう」。そして、いただいたほめ言葉「臼井さんの声は聞きやすいですね」を、折りに触れ自分に言い聞かせるように声にしました。すると、あの時と同じように心地よく響きました。

 脳は、他人から言われても自分で言っても、「言葉」に反応するのです。ほめられて嫌な人などそもそもいません。「お世辞」と解釈されたっていいのです。

 声に出して相手をほめたり、感謝を伝えることは、お互いを理解しあい絆を深めるために欠かせません。親しいがゆえに「言わなくても分かっている」とか「照れくさい」と思うのは、自分だけで、相手はあなたからの「ほめ言葉」を待っているかもしれないのです。

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最終更新:10/13(木) 16:40

NIKKEI STYLE

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