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リリー・フランキー主演『一茶』製作開始&キャスト発表 吉村監督「愛おしい男の物語」

リアルサウンド 10/13(木) 11:36配信

 リリー・フランキーが俳人・小林一茶を演じる映画『一茶』の製作開始が発表され、あわせてキャストも公開された。

 本作は、没後20周年を迎える藤沢周平の同名小説を映画化したもの。小林一茶は“庶民派俳諧師”とも称され、風雅を尊ぶ俳句の伝統において、より素朴な世界観のなかに人間の心情を謳った作品の数々は、後世に続く偉人に大きな影響を与え、俳句という文化の可能性を広げた。世間に知られる一茶のイメージを刷新し、長年にわたる家族との愛憎、世間との埋まらない溝への葛藤、時に執拗なまでに求めた愛情を描き、知られざる人間・小林一茶の半生に迫る。

 主演・一茶役を『凶悪』『SCOOP!』のリリー・フランキー、一茶の母・さつきを中村玉緒、異母弟・仙六を伊藤淳史、父・弥五兵衛を石橋蓮司、最初の妻・菊を佐々木希が演じるほか、水川あさみ、立花美優、高橋かおり、内野聖陽、奥田瑛二らが名を連ねる。監督は、『かぶき者慶次』『ナイフの行方』『テンペスト』などを手がけた吉村芳之が務め、脚本を『武士の献立』『武士の家計簿』の柏田道夫が手がけた。

 本作品は2016年9月15日よりクランクインし、一茶の故郷である長野県を中心に撮影を行い、2017年完成予定。

■リリー・フランキー コメント
一茶の句が、何故、今も人々に愛されるのかを、自分なりに考え、一茶自身の愛しさを伝えることができたらと、恐縮しながら、真摯に向き合いたいと思います。 一茶のように、低い目線で、人間臭く生きてゆくこと。その在り方と、挫けない気持ちを少しでも定着できるよう、無欲の欲で、作品に献身したいと思います

■吉村芳之監督 コメント
人は自分の思うままに生きようとすると周囲と衝突し迷惑をかけときには非難を浴びる。で、つい気持ちが萎え遠慮することになる。老いてくるとますますその傾向が強くなる。しかし一茶は、居場所を求め愛を求め思いのままに生涯を貫いた。そこから彼の句が生まれる。「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」、「露の世は露の世ながらさりながら」……。正反対に見える作風の根っ子は実はひとつなのだ。愛おしい男の物語である。

■松田貢 エグゼクティブ・プロデューサー コメント
吉村監督から『一茶』を映画化したいと言われたのがきっかけで、早速原作の藤沢周平『一茶』文春文庫刊を読んでみて、私の想像していた一茶像とはあまりにもかけはなれていました。こんなにも人間臭く、老人になってもバイタリティーのある生き様に衝撃を覚えました。映画化の実現に向けて立ち上がったのが、2年前です。当初資金的にも、興業的にも困難な問題だらけでした。しかし私達の思いに賛同していただける出資社、配給会社が現れ、実現に向けてクランクイン出来た事に感謝します。この映画を見て若者は「一茶」の生き様に衝撃を覚え、中年は困難な人生に前向きに生きる事を再認識し、老年は自分の欲求の追及に自信を深めます。全ての人が感銘する映画になる事を確信しております。来年モントリオール映画祭に出品する予定です。日本人の素晴らしさを海外で分かってもらえる作品になることと思います。

リアルサウンド編集部

最終更新:10/13(木) 11:36

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