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世界36カ国・地域から100台のフェラーリが集まった──フェラーリ カヴァルケイド

GQ JAPAN 10/13(木) 22:31配信

世界36カ国・地域から100台のフェラーリが集まった。ラ・フェラーリもF40、F50も、そしてF12TDFや488スパイダーも、わんさかやってきた。これが「フェラーリ・カヴァルケイド」である。

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ラ・フェラーリが1ダース

1ダースものラ・フェラーリを、いっぺんに目にするとはおもわなかった。100台のフェラーリが一堂に会することじたい一大ページェントだけれど、499台しか存在しない最新のスーパー・フェラーリのうちの5%が集結していた。すぐにお金の話にしてしまうのははしたないが、発売当時およそ100万ユーロだったこのフェラーリ初のハイブリッド・ミドシップ・スポーツには、いまでは300万ドルとも400万ドルともいわれるプレミアム価格がついているから、ここにいるラ・フェラーリだけで、ほとんど4000万ドル(40億円)にもなる、とアメリカから来たジャーナリストがいって微苦笑した。「ここ」とは水の都・ヴェニスの、本島の西隣にある人工島、トロンケットの、いちばん大きな5階建て駐車場ビルの3階である。

トロンケット島は(ふつうは)クルマが入れないヴェニスに滞在する非居住者にとっては、ヴェニスの陸の玄関で、本島とのあいだの唯一の交通手段である大小のボートが停泊する桟橋群の間際に、この駐車場専用ビルがあった。4日間にわたって開かれた「フェラーリ・カヴァルケイド2016」の期間中、世界中から集結した100台余りのフェラーリに、ここの3階が占拠されたのであった。4日間連続して、毎朝午前10時ごろになると100台のフェラーリが、ファンファンファンッと排気音も勇ましく飛び出てゆき、午後5時や6時ぐらいになると毎夕、100台のフェラーリがファンファンファンッと排気音も勇ましく、帰ってきた。

「フェラーリの最良のクライアントともっとも忠実なコレクターが跳ね馬にたいする熱情を分かち合い、イタリアの美を尽くした景観を貫いてみずからのフェラーリをドライブし、彼らだけに開かれた場所をめぐる──それがカヴァルケイドです」とは、このイベントの参加者のために、フェラーリが用意したガイドブックの、オープニング・ページにある言葉である。

ちなみに、カヴァルケイド(cavalcade)の辞書的な意味は、華やかな騎馬行進である。フェラーリ・カヴァルケイドは2014年にシチリアで初回が開かれて以来、毎年、100台前後のフェラーリを集めて行われてきた。シチリアの後はローマが拠点となり、さらにイタリアを出て、北米のナパ渓谷も拠点となった。今年の11月には京都をベースに次のカヴァルケイドが開催される予定であるという。参加者たちは、ミッレ・ミリア方式のタイム・ラリー競技を楽しみつつ、名勝地をめぐるドライビング・ロードに跳ね馬を放つ。まさしくカヴァルケイド(=華麗なる騎馬行進)である。ヴェニス・エディションが挙行されたのは、前夜祭の日をふくめると6月22日から27日までのほぼ1週間。ヨーロッパの短く美しい夏に手が届こうとする、1年中でもっとも麗しい季節であった。

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最終更新:10/13(木) 22:31

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