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「赤安」はNG? BLカップリング表記を使用した古谷徹が謝罪……腐女子の暗黙のルールと複雑な心境とは

おたぽる 10/13(木) 22:00配信

 ベテラン声優の古谷徹さんが、Twitterでの発言を巡ってファンに謝罪し話題になっています。なんでも、BL(ボーイズラブ)で使われる同人用語“カップリング表記”をツイートに使ったというのです。

 先に説明しておくと、カップリングとは恋愛関係にあるキャラクター同士を指す言葉で、AとBが恋愛関係にある場合「A×B」、ないしは「AB」と表記され、Aが“攻め”でBが“受け”となります。

その中で11日、古谷さんはTwitter(@torushome)に、『名探偵コナン』で共演する声優・池田秀一さんとのツーショット写真をアップし、「赤安」とツイートしました。

 古谷さんが演じる安室透、池田さんが演じる赤井秀一といえば、今年4月公開の映画『名探偵コナン 純黒の悪夢』をきっかけに人気が爆発したキャラクター。11月には2人だけを特集した公式ファンブックが発売されるほどです。古谷さんはそのファンブックの取材を池田さんと受けた際、赤木と安室ファンに向けて「赤安クラスタは絶対に買うべし」と伝えたのでした。

 するとその翌日、古谷さんは「今回、注目を集める告知で文字数が厳しくて、つい省略のつもりでカップル表記にしてしまい、その事で悲しみ、不快を覚えた方々からメールも含め指摘されました。ごめんなさい」とTwitter上で謝罪することに。「赤安」とツイートしたことに、意見が届いていたようです。

 あわせて「今後、そのような表記は自粛いたします」とまで伝えた古谷さんには、「なんで謝罪しているの?」という疑問の声が上がっていますが、このような事態になったのは、BL界隈にある“暗黙のルール”、そして腐女子の複雑な心境が関係していると考えられます。

■二次創作BLは“グレーゾーン”
古谷さんの「赤安」発言がここまで大きく注目されたのは、元に『名探偵コナン』という作品があるからと言えるでしょう。『名探偵コナン』に限った話ではなく、ほとんどの二次創作BLは著作権的にグレーゾーン。それ故、アニメの声優である古谷さんが「赤安」と発言したことに驚くファンも多いようです。しかし、古谷さんも「省略のつもり」と言っていますし、「赤安」をカップリングに直結してしまうのも、短絡的すぎかなという印象ですが……。

ちなみに、古谷さんは以前「赤●秀●×安●透」の同人イベントのツイートに「見に行きたい」と反応し、ファンを動揺させています。“検索避け”しているにもかかわらず、情報をキャッチするとは……以前から“安室愛”あふれる方でしたが……! 

■「BLはひっそりと楽しむもの」という認識
“男性同士の恋愛”という点もあって、BLは公共の場では控えるものという暗黙のルールが腐女子の中にはあります。それは、SNS上でも一緒。一昔前は、個人サイトで検索避けをしながらひっそりとBLを楽しんでいたものですが、今はSNSの隆盛でTwitterにBLワードを入れれば、“腐ツイート”が見つかる状態に。現在は、「気にしすぎ」な旧世代腐女子と「気にしなさすぎ」な新世代腐女子の軋轢があるようにも感じます。

 話は逸れましたが、誰でも見える場所で露骨な“腐発言”をすると、難色を示す腐女子もいるということです。

■【番外編】BLが苦手な女性オタクもいる
「女性オタク=BLが好き」というわけではありません。中には、BL抜きで純粋に作品を楽しんでいる女性オタクもいます(※腐女子が不純というわけではないです)。中にはBLを毛嫌いしている方もいるため、イラスト投稿サイト「pixiv」などで腐向けイラストを載せる際はちゃんとBLのタグを入れるなど、住み分けを徹底しようとされています。

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「逆カプ【注:逆カップリング】」「リバ【注:受け攻めを固定しない】」を嫌う腐女子などにも触れると、今回は話がこじれそうなので省略しますが、古谷さんがつい発言してしまった「赤安」問題は、このような腐女子のルールや心境が関係しているのかも知れません。

 腐女子でない人からすると、「面倒くさい!」と思われるかも知れませんが、フォローを入れておくと、謝罪までした古谷さんについては「そんなちょっとしたことで謝罪までさせるのはどうかと……」「文字数足らないからって赤安って書いたら謝罪とかなんかすごい界隈」といった声が腐女子からも上がっています。

 また、古谷さんは最後に「今回の表記の件、指摘してくださった方にも、気にする事ないと、気遣ってくださった方にも、感謝しています!ありがとうございます。今後もみんなとの交流を楽しんで行きたいと思っています。僕の発言に気になることがあったら、今後も遠慮なく指摘して下さい!」とツイートしています。こうしたファンへの気遣いが、さすが古谷さんといえるかもしれませんね。
(文/月島カゴメ)

最終更新:10/13(木) 22:00

おたぽる