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英紙が豪州戦のハリルJを「弱者の戦いを選択」と指摘 攻撃面で“消えた”香川と本田にも言及

Football ZONE web 10/13(木) 14:30配信

1-1に終わったアジア“頂上決戦”で、日本代表MF陣の献身性を高く評価

 バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、11日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦に守備的なスタイルで臨み、敵地での一戦を1-1のドローで終えた。日本でもこの戦いぶりに賛否両論が起きているなか、英紙「ガーディアン」もアジアトップクラスの一戦に注目。「オーストラリアはとても慎重な日本に頭を痛められた」とのタイトルで報じつつ、MF香川真司(ドルトムント)、FW本田圭佑(ACミラン)の攻撃面での貢献が少なかったことを指摘している。

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 アンジェ・ポテスコグルー監督率いるオーストラリア代表は、以前のフィジカル重視のサッカーからの脱却を図り、ボールを支配することを重視したスタイルを標榜。日本戦を迎える時点で、最終予選グループBで2勝1分の成績を残していた。しかし同紙によると、そのスタイルには“低迷”、“低精度のポゼッション”、“ボールを回すのが遅すぎ”という批判もあったという。

 そのなかで迎えたホームの一戦、特に前半は日本に苦しめられたと記している。

 「アウェーチームのサムライブルーは非常に規律が高く、組織的なプレーをしたことによって、オーストラリアは特に批判されている。数えきれないポゼッションをしたオーストラリアだが、あまりにも簡単にボールを奪われた。日本は特に主将のマコト・ハセベら5人の選手がコンパクトな中盤を形成し、相手に時間とスペースを与えなかった」と、MF長谷部誠(フランクフルト)らの献身性を評価している。

ハリル采配が「攻撃をかなり鈍らせた」

 その一方で、世界的に名を知られる香川と本田について、攻撃面での貢献は少なかったとしている。特に香川については「イングランドとドイツのトップクラブでプレーしている選手だが、ムーイやルオンゴを食い止めるために深い位置でプレーし、努力は疲れ知らずだった。しかし支援すべき最前線のホンダと離れ離れになった」と大半の時間を守備に忙殺され、攻撃面でコンビネーションを発揮できなかったとしている。

 また本田を含めて、今回の試合の戦略について言及されているのはハリルホジッチ監督だ。「ベテランのボスニア人指揮官は今一つの結果で重圧を受け、選手が揃わない不満もあり、弱者としての戦いを選択した。ホームに勝ち点1を持ち帰るのを目的にした」と、引き分けを良しとしたと記している。また本田と香川については、「2人の輝きを放つアタッカーは多くの守備の役割をこなしていた。日本の指揮官はかなり攻撃を鈍らせていた」と、その能力を発揮しきれなかったと見ていたようだ。

 かつて日本の攻撃の軸として君臨した2人がアジアの戦いで躍動していない現状は、イングランドでも不思議な点として捉えられているようだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/13(木) 14:30

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