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【日本代表】それでレギュラーを奪えるのか?「左SB槙野」のリアルな姿

SOCCER DIGEST Web 10/13(木) 17:33配信

正直に言えば、そのパフォーマンスは期待外れだった。

 酒井宏樹や長友佑都の離脱により、オーストラリア戦ではCBではなく、左SBでフル出場した。適性がないわけではないが、本職ではない。ある意味、不慣れなポジションで、槙野智章は懸命にプレーを続けた。
 
 ただ、正直に言えば、そのパフォーマンスは期待外れだった。

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 チームとして極端に守備的な戦術を強いられるなか、守ることに専念して堅実なディフェンスを見せてはいた。もっとも、期待された空中戦で競り負け、寄せても奪い切れない場面も散見されたのは反省材料ではあるが。
 
 持ち前の思い切った攻撃参加も自重。「どちらかと言えば、酒井高徳選手のほうから攻撃をして、左サイドでバランスをとるよう指示があった」(槙野)という。前線にタイミング良く飛び出す場面は数えるほどで、ほとんどパスも出てこなかった。
 
 もちろん、チームの約束事をしっかりと果たした結果だろう。代表には代表のやり方がある。本人の中でも割り切ってタスクをこなしたはずだ。それでも、どこか物足りなさが残った。
 
 結局は、オーストラリア戦の槙野は“代役”をこなしたに過ぎなかったのではないか。それはそれで大変な仕事だ。しかも、本職ではないポジションだ。誰にでもできることではない。しかし、それでレギュラーを奪うことはできるのか。酒井高や長友を脇に追いやるなにかを示したのか。
 
 オーストラリア戦は難しいゲームだったのは承知しているが、「槙野智章」をアピールする絶好のチャンスでもあったと思う。
 
 敵地で奪った勝点1の価値について問われると、「ポジティブな勝点1」と答える一方、「勝点3を狙いに行っていたので、勝点2を失ったという見方もできます」とも言う。
 
 ならば、なぜもっとアグレッシブに行かなかったのか。守備に傾注するだけの自称“DFW”が、閉塞感漂う今の日本代表に明るい未来を届けられるとは思えない。
 
 槙野を左SBで起用する利点は少なくない。酒井宏が戻れば、吉田麻也、森重真人との編成で、全員が180センチオーバーの4バックになる。当然、課題である守備時のセットプレーの強化になる。浦和で同僚の守護神・西川周作とも息の合ったビルドアップができるだろう。

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最終更新:10/13(木) 17:33

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