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震災以降、東北を撮り続ける写真家・石井麻木:15年目の写真展に込めた想い

ローリングストーン日本版 10/13(木) 17:00配信

東日本大震災以降、毎月、月命日に被災地を訪れ写真を撮り続けてきた写真家・石井麻木が、この15年間に風景写真やアーティストを写した写真など約150点を展示する写真展を恵比寿で開催する。

【写真あり】震災以降、東北を撮り続ける写真家・石井麻木:15年目の写真展に込めた想い

震災から5年。2011年以降、石井麻木は被災地で撮影した写真の展示をコンスタントに続けてきた。今回の写真展は、そうした被災地のドキュメントではない作品を久々に展示する。選ばれた150点のなかには、彼女が写真を始めた15年前に撮影されたものや、ごくごく最近のものもある。石井麻木の原点から現在までを明示する写真群が集められたこの写真展にはどんな意味が込められているのか。彼女の言葉をそのまま伝えたい。

―今まで日本各地で展示をしてきたと思うのですが、その流れにおいて今回の展示にはどんな位置付けなのでしょうか?

2011年までは都内で毎年一回個展(作品展)を10年間連続で開催してきたのですが、2011年の東日本大震災以降は、毎月東北に通うなかで写してきたものを伝えたく、ドキュメントの写真展【3.11からの手紙/音の声】のみ開催してきました。震災に遭った現地の方の、とにかく写して伝えてほしいという声に、なにかできたらと、全国各地で東北の写真展をおこない現状を伝えることを続けてきました。ただ、写真展というのはとてもお金も気力も体力もかかるので、東北の写真展を続けるとしたら自分の作品展をおこなう余裕はなく、この5年間は写真展にかかる費用も時間も感情も、すべて東北のことに注ぎ込みたく、続けてきました。5年経って、自分自身、写真を写し始めて15周年ということもあり、作品としての写真をみていただきたい気持ちと、この先も東北の写真展を各地で続けていきたいのでその資金が少しでもつくれたらという想いで、展示作品の販売もおこなう作品展を再開しました。
今回の【15years】は写真家としての15年間の原点から今を、15年間の光と影を、みていただきたい作品展です。

―今回の展示はどのくらいの点数で、ご自身のなかでどういう基準で作品をチョイスしたのかを教えてください。

約150点。15年前の作品から、先月写した作品まで。原点から、今。感覚だけで選ばせていただきました。

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最終更新:10/13(木) 17:00

ローリングストーン日本版

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