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井岡一翔、父に「整骨院療養費」詐欺疑惑 保険証のコピーを悪用

デイリー新潮 10/13(木) 5:59配信

 大阪国税局査察部、通称「マルサ」が相手をKO寸前まで追い詰めているリングに、警察が乱入する事態になるのか。本誌(「週刊新潮」)報道により、巨額脱税疑惑が発覚したボクシングの3階級制覇世界王者、井岡一翔(27)の父でトレーナーの井岡一法(かずのり)氏。今度は「整骨院療養費」詐欺疑惑が浮上した。

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 手元に一綴りの資料がある。それは地方自治体が住民に対して定期的に通知する「医療費のお知らせ」数枚で、〈柔道整復〉〈ふれあい整骨院〉という記述がいくつもみられる。ふれあい整骨院は、一法氏が会長を務め、一翔が所属する「井岡ボクシングジム・プロフェッショナル」の中に置かれた整骨院で、ジムが開いている時は柔道整復師が常駐している。

「『医療費のお知らせ』を見ると、そこに“ふれあい整骨院”と書いてあったので驚きました。ふれあい整骨院のことは知っていましたが、そこには、受けたこともない施術について記されていたのです」

 そう語るのは現在も親交がある一法氏の知人である。

「何かの間違いかと思ってしばらく放っておいたのですが、その後、『医療費のお知らせ』が届くたびに“ふれあい整骨院”と書かれている。毎月のように複数回施術を受けたことになっていたのです」

 不審に思ったこの知人は役所へ行って過去の自分の「医療費のお知らせ」をまとめて取り寄せた。すると、

「ふれあい整骨院で発生した自分の医療費が1年間で数十万円になっていたのです。また、ある月などはほぼ毎日施術を受けたことになっていました。私は彼と知り合った頃、ジムを訪れた際に“施術の時に毎回保険証持ってくるのは面倒くさいやろうから”と言われて保険証のコピーを渡していました。それが悪用されたのでしょう」(同)

■「大阪府警に伝えた」

 一法氏の周辺では同様の事態が他にも発生しており、

「ジムを訪れた友人から保険証のコピーを受け取った一法会長が“いつか施術受けたってな”と言っていたことがある。その友人は結局、一度も施術を受けなかったのに、届いた通知書では、施術を受けたことになっていたのです」

 と、ジムの関係者。

「また、ある人から複数枚の保険証のコピーを受け取り、一法会長が懸命に頭を下げてお礼をしているのを見たことがあります。おそらく頼まれて家族や知人の分の保険証のコピーも渡したのでしょう」

 警察関係者が解説する。

「保険証のコピーを悪用して患者に施術をしたように偽装し、健康保険組合などから療養費を騙し取った場合、詐欺罪に問われる可能性がある。昨年、警視庁は同じような構図の事件で暴力団組長や柔道整復師を逮捕しています」

 新たに浮上した疑惑について一法氏に質すと、

「ホンマにウチは不正請求なんてやってない。そんなもん整骨院のこと調べるんやったら、悪意のあることやってる整骨院なんてナンボでもあるって。ウチはそんなこと絶対にない」

 そう否定してみせるのだが、保険証を悪用されたという一法氏の知人(前出)は次のように話すのだ。

「一連の経緯はすでに大阪府警に伝えてあり、近々、資料も提出します」

 マルサと警察。どちらのKOパンチが先に届くか。

「ワイド特集 男の顔は履歴書 女の顔は請求書」より

「週刊新潮」2016年10月13日神無月増大号 掲載

新潮社

最終更新:10/13(木) 5:59

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