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何でもスマホ連携? ドイツで見た「インターネット家電」の最先端(後編)

nikkei BPnet 10/13(木) 10:16配信

 前回の「IoTで“柔らか発想”が加速! ドイツで見た『インターネット家電』の最先端(前編)」では、独ベルリンで開催された「IFA 2016」の展示の中から「IoT(Internet of Things:もののインターネット)」、いわゆるインターネット家電の進化について触れた。特に冷蔵庫や洗濯機といった大型生活家電において、欧州企業とアジア企業との間でIoTへのアプローチが異なることを紹介した。  家の中の家電製品がインターネットに接続し、スマートフォンから遠隔操作や設定変更などが可能になると、我々の生活スタイルが変わっていくことは間違いない。確かに、「冷蔵庫の中身を外出先からチェックできる」「エアコンのオン・オフや温度設定変更が外からでもできる」といったことの利便性は理解できる。しかし、それで我々のライフスタイルがどのように変わっていくのか、今ひとつピンとこないという人も多いのではないだろうか。  そこで今回は、IFA 2016で見た小型家電製品を中心に「IoT化、スマート化で変わるライフスタイル」を考察する。

 ドイツの家電メーカーの中で最もスマート家電を積極的に展示していたのがSIEMENS(シーメンス)だと前編では紹介したが、スクリーンで披露していたユースケースは「世界中のどこにいても食器洗い乾燥機をスタートできる」「帰宅前にオーブンを予熱できる」「世界を探検中に冷蔵庫の中を確認できる」「ビーチでリラックス中に洗濯物ができる」といったものだった。

 単に映像のインパクト重視でウケを狙ったようなものと言えるのだが、その半面、これといったストーリーがないという見方もできる。すべての家電製品をインターネットに接続してスマホから遠隔操作できるようにすれば便利になるのは間違いないが、それは普段どのような生活をしている、どの年代の、男性なのか女性なのか、そういったことが見えてこない。

 そういう意味で注目に値すると感じられたのが、オランダのフィリップスが展示していた「AVENT uGrow(アヴェント ユーグロウ、以下uGrowと表記)」だった。

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最終更新:10/13(木) 10:16

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