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インスタで話題 83歳黒柳徹子のキラキラでいる方法

日経ウーマンオンライン(日経ウーマン) 10/14(金) 5:00配信

いつもテレビ番組に登場していてみんなが気になる人物といえば、黒柳徹子さんもその一人でしょう。「たまねぎ頭」の黒柳さんに子どもの頃から親しんでいる読者の方もいるのではないでしょうか。今回は、黒柳さんの色あせない魅力について西森路代さんが考察します。

●『窓際のトットちゃん』から『徹子の部屋』まで

 私の一番古い黒柳徹子さんの記憶は、1981年に自伝的物語の『窓際のトットちゃん』がベストセラーになった時か(累計800万部、戦後最大のベストセラーだそうです)、TBS系列のテレビが見られない愛媛で、アンテナを立てて電波が届くようになって見た、音楽番組の『ザ・ベストテン』かのどちらかだと思います。とにかく、物心ついた時から、黒柳さんはテレビの第一線で活躍していて、当たり前のようにメディアの中に存在していました。

 そして、初めて認識して何十年もたった現在も黒柳さんはテレビに毎日出ていて、その印象がほとんど変わりません。それどころか、いつでも新鮮な話題を提供し続けている人というイメージすらあります。

 最近の黒柳さんといえば、福山雅治さんに勧められて「インスタグラム」を始めてネットでも注目が集まりました。また、NHKドラマ『トットてれび』で満島ひかりさんが黒柳さんを演じたことでも話題になりました。

 ちょっと前には、独身の黒柳さんが、結婚情報誌『ゼクシィ』のCMに出たり(2012年)、レディ・ガガと『徹子の部屋』で共演したり(2011年、ガガが妙に黒柳さんにシンパシーを感じていそうなところも興味深いものがありました)しました。バラエティ番組『アメトーーク!』では、徹子の部屋に出演した芸人さんたちがその時のことを振り返る「徹子の部屋芸人」(2008年、2009年、2011年)が放送され、黒柳さんの奇想天外な番組での反応が話題になったこともありました。

いつでも「旬の人」でいられる秘密

 黒柳さんは時代を問わず、常にネット上での話題やニュースになり続ける旬の人です。こうした人は、芸能界の中でも、そうは存在しません。でも、なぜそんなことが可能なのでしょうか。

 それは、ウソがないということに関係しているのではないかと思うのです。

 黒柳さんの著書『トットひとり』には、ザ・ベストテンの司会を依頼された時に、黒柳さんが一つだけ出した条件が「絶対にウソをやらないでください」というものだったと書かれています。その結果、番組放送日にスタジオに出演できない人のランキングを圏外に動かすこともなければ、事前録画を流すのではなく、予算のかかる遠方からの生中継でそのままに映し出し、それがこの番組の特色となりました。そして、数々のハプニングとともに、後世に伝えられるものになったのだと思います。

 前述の徹子の部屋芸人では、黒柳さんは芸人泣かせの存在として注目されました。それも黒柳さんが、ゲストの芸人さんに対してうわっつらの同調を一切せずに、ウソのない反応をしたことが関係しているでしょう。

 結果、徹子の部屋では、ウソのなさは視聴者を飽きさせず、いつも新鮮だったため、黒柳さんは同一司会者によるトーク番組の最多放送記録保持者になりました。もしも、徹子の部屋がうわっつらの同調を繰り返すトーク番組だったなら、安定はしていても、単調なものになってしまい、ここまでの長寿番組にはならなかったことでしょう。

 芸能にかかわる人ならば、自分がどのようにしたら人に飽きられないかを考えることはあるし、そのために試行錯誤をすることもあると思います。黒柳さんを見ていると、究極的には、ウソがないということが、飽きさせない一つの答えなのかもしれないとも思えました。

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最終更新:10/14(金) 5:00

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