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とれたて紅玉を3個も使った大輪の『ローズ』 これはもう“アップルアップルアップルパイ”?

オーヴォ 10/14(金) 18:21配信

 男性から女性への、愛情を表すプレゼントといえば、定番は真っ赤なバラの花束。でも、定番なだけに意外性に欠けるし、「花よりだんご」という女性には効果が薄いかも。じゃあ、ほかに何が?と思ったあなたに紹介したい品がある。バラはバラでも、直径約16cmの大輪で、しかもおいしく食べられるバラ、それがタムラファーム(青森県弘前市)の「とれたて紅玉のアップルパイ『ローズ』」だ。なんだアップルパイか、と侮るなかれ。見た目も味も、凡百のアップルパイとは一線を画す珠玉の、いや紅玉のアップルパイなのだ。男性から女性へのプレゼントのみならず、大切な人への贈り物や記念日のデザート、来客へのおもてなしなど、「特別な日」にぴったりのホールサイズ・アップルパイ。その全貌をご紹介しよう。

 このアップルパイが入手できるのは全国の地方新聞社厳選お取り寄せサイト「47CLUB(よんななくらぶ)」。“アップルパイ” “ローズ”でサイト内検索するとすぐに商品ページへと案内される。その説明によると、製造元タムラファームのリンゴ園は、リンゴの名産地青森県の中でも寒暖差が最も大きくおいしいリンゴができやすい岩木山の麓にある。1.3ヘクタールの土地に約800本の紅玉を植栽し、紅玉リンゴ園として弘前随一の規模だという。ちなみにこの紅玉という品種は小ぶりながら濃厚な味で、強い酸味と滑らかな舌触りが特徴だ。酸味が強いということは味がぼやけず、小ぶりで果肉が引き締まっているため煮崩れしにくく、香りも強いため調理後も風味が残る。つまりお菓子や料理に最適なリンゴなのである。

 その紅玉をまるっと3個も使った『ローズ』は、手作りのため1日にわずか10個の限定生産。到着日の指定は営業日から4日後以降とある。記念日や誕生日に合わせて届けてほしい人は早めの注文が肝心だ。気になる価格は3,240円(税込み・送料別)。高いって? いや、全然安いでしょう、真紅のバラ30本と比べたら。問題は本当にバラの花束の代わりに贈る価値があるアップルパイなのかどうか。これはもう注文して確かめてみなければ。

 というわけで注文から4日後、商品がクール便で届いた。「よく冷やしてからお召し上がり下さい」と書かれているので、いったん冷蔵庫で冷やすこと3時間。もういい頃だろうと、しっかりした作りの箱を開けると、鮮やかな紅色の大輪のバラが現れた。ぎっしり敷き詰められたりんごのフィリング一枚一枚が本当にバラの花びらのようだ。おいしそうだからといって、あわてて包丁を入れてはいけない。通常のケーキのように端から包丁を入れていくと、敷き詰められたりんごがバラバラになってしまうおそれがあるらしい。説明書には注意点が2つ。「パイの中心から包丁を立てて入れて、外側に向かって、先をトントンと切っていくと、りんごが崩れずにカットできます」「事前に包丁をお湯で温めておくとカットしやすくなります」と書いてある。そのとおりにすると、なんとかきれいに6ピースにカットすることができた。



 さぁて、試食だ。緊張しつつフォークを突き刺し、バラの花びらならぬりんごのフィリングをひとひら口に運ぶ。「しゃりっ」と小さな音が聞こえるか聞こえないかのその刹那だった。恥じらう乙女の微笑みのように控え目で上品な甘みが舌先から舌奥にある約1万個の味蕾を歓喜のさざ波で包み込んでいく。同時にほのかな甘酸っぱさが絶妙なハーモニーを奏で、シャキシャキ食感がリズムを刻んでゆく。う~む、これは・・・。いや、まさか・・・。確信が持てずにもうひと口、またひと口とフォークを進めていく。そして半分以上食べ進んだ後、ついに認めざるを得ない真実にたどり着いた。これはまぎれもなく・・・りんごだ。いま、まさに私はりんごを食べているのだ、と。いや、もちろん生のリンゴとは違う。だが、いわゆるアップルパイとも全然違う。しいて言うなら、アップルアップルアップルパイ。それくらいりんごの比率が高く、しかもフレッシュでナチュラルなりんご感を保っている。昨日作ったんですと言われても信じてしまいそうだ。ただし、シナモンの風味やバター感あふれるパイ生地にアップルパイらしさを見出している人は肩透かしをくらうかも。主役はあくまでも自然な甘さのりんごで、パイ生地は存在を主張せず脇役に徹しているからだ。うん、これなら何個でも食べられそうだ。

 その秘密は、バター、シナモン、カスタードクリームというアップルパイにつきものの材料を一切使用しないという製法にあった。ソテーしてうまみをギュッと閉じ込めたりんごを一晩寝かせ、素焼きしたパイ生地とスポンジケーキの上に敷き詰めたあと、オーブンで焼き上げナパージュで仕上げて完成という、いさぎよいほどのシンプルさ。しかし、それこそが生のりんごでもアップルパイでもない、新鮮なりんご体験を生み出していたのだ。

 結論の時が迫ってきた。

「とれたて紅玉のアップルパイ『ローズ』」はバラの花束の代わりに贈る価値があるのかと問われたら、私は自信を持ってこう答えよう。

「もちろん」。

 リンゴは「エデンの園」でアダムとイブが神様の言いつけを守らずに食べてしまった禁断の果実。誰でも手を出すにきまってるでしょ!



※注=当社規定により、植物を表す場合は「リンゴ」、お菓子など加工物に使う場合は「りんご」と表記しています。

最終更新:10/14(金) 18:21

オーヴォ