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【セCSファイナルステージ】広島が日本シリーズ進出に王手。苦手投手攻略の田中は、CSのMVP候補に躍り出る活躍

ベースボールチャンネル 10/14(金) 6:40配信

2試合連続DeNA打線を零封

 セリーグCSファイナルステージ第2戦は、広島東洋カープが3-0で横浜DeNAベイスターズをくだし、日本シリーズ進出に王手を掛けた。

 試合は前日に引き続き、広島の1、2、3番トリオが流れを作る。

 1回裏、先頭の田中広輔が右翼線二塁打で出塁すると、2番の菊池涼介が犠打を決めて1死3塁。3番の丸佳浩が1、2塁間を破る適時打を放ち1点を先制した。3回裏にも田中が四球で出塁、ワイルドピッチで二塁へ進むと、菊池がまたバントを成功させて1死3塁。続いて丸が、今度は中堅犠飛を放ち1点を追加した。

 その後は相手先発・三嶋一輝に抑えられるも、広島の先発・野村祐輔が隙を与えない見事なピッチングを披露した。
 野村は低めを丹念につく投球で3回までをパーフェクト。4回に一塁手・エルドレッドの失策で初めての走者を許し、2死満塁のピンチを招くも最後は倉本寿彦を1塁ゴロに抑えた。

 野村は6回までを被安打3、1四球、無失点に抑えてブルペン陣にバトンを繋いだ。

 8回裏に、1番・田中が右翼スタンドに飛び込む貴重な勝ち越し弾。
 3-0とすると、野村の後を継いだ今村猛、ジャクソン、中崎翔太が無失点リレー。2試合連続でDeNA打線を零封し、日本シリーズ進出へあと1勝に迫った。

野村と田中は苦手意識を克服

 この日の殊勲は先発野村と2得点1打点と全得点に絡む活躍を見せた田中だ。


 2人の活躍が素晴らしいのは、野村はDeNAとの対戦成績が悪く、田中は昨日の先発・モスコーソ、今日の三嶋一輝に今季無安打と得意としていなかった点だ。
 
 大事な短期決戦結果を残せる彼らの勝負根性には恐れ入る。


 試合後、先発の野村は「どうしてもいいピッチングがしたかった」と胸の内を明かしたが、CS前の実戦登板で打球を首に受けて痛めていたことを気にかけていたようだ。


「首に不安があると(メディアに)書かれていたので、それを見せたくなかった。実際に不安は0じゃなかったんですけど、チームが勝てるようにいい形で終われたので良かったです」と笑顔を見せた。優勝決定から今日まで時間が空いたが「実戦から離れると、ランナーを背負ってからの粘りが課題になるので、そこは意識しました。1勝も落とさず最短で終われるように、明日も挑んでいきたい」と気を引き締め直していた。

 一方の田中は「レギュラーシーズンの対戦成績は良くない相手だった」と水を向けられると、強気にこう話した。

「レギュラーシーズンはレギュラーシーズン。短期決戦は積極的に気持ちで前に行った方が勝ちだと思っているので、シーズン中のことは気にせずに打席に立ちました。(1打席目の二塁打について)二塁に行けば、キクが繋いで、丸が返してくれる。そういう形を作って来たので、1打席目は出塁しようという気持ちでいた」

 田中はここまでの2試合8度打席に立ち6打数5安打5得点2打点と1番の役割を完ぺきに果たしている。CSのMVP候補の一人と言っていい。「出来すぎだとは思いますけど、明日は気を引き締めていきたい。明日勝って(日本シリーズ進出を)決めたい」と気持ちを切り替えていた。



氏原英明

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:10/14(金) 6:40

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