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【よくわかる講座:中途採用】中途採用の「意義」

日本の人事部 10/14(金) 7:30配信

(1)多様化する採用のあり方

●進む採用の“オンデマンド化”

少子高齢化が一段と進み、多くの企業で労働力不足が問題となっている。そのため、大企業では従来の長期継続雇用を前提とした新卒一括採用方式の見直しが本格的に行われている。一方、人的資源が不足している中小企業やベンチャー企業では、採用は常に重要な課題であり、今後もそれが変わることはないと思われる。

このような状況を受け、短期的な業績の良し悪しにかかわらず、多様な雇用形態を取り入れる動きが加速している。言わば、必要な時に必要な人材を採用する“オンデマンド型”の採用である。中途採用をはじめとして、パート・アルバイトなどの短期・短時間労働者や高度な専門能力を持ったプロフェッショナル契約社員の採用、派遣・アウトソーシングの活用が進んでいるのは周知の事実だろう。採用手法としては、新卒を含めた通年採用が注目を集めている。


●働く人の就労意識の変化

終身雇用慣行が薄れていくに従い、転職することに対して抵抗感がなくなるなど、働く人の意識は大きく変化している。例えば学校を卒業後、定職に就かないフリーターを選択する若者は珍しくなくなった。ビジネスパーソンには、キャリアアップ転職やヘッドハンティングに対して肯定的な考えを持つ人が増えている。ベンチャー企業志向が高まり、年俸制などプロフェッショナル志向も増加。育児期間を終えた主婦の専門能力や経験を活かした復職も目立つようになり、ダブルワークやテレワークなどに対するニーズが高まるなど、近年、働く人の就労意識は大きく変化している。


●さまざまな側面で多様化が進展

昨今では、経営を取り巻く環境が大きく変化する中、従来の新規学卒者の一括採用を起点とする長期雇用慣行と年功主義、集団的管理をベースとする賃金・人事制度から、多様な雇用形態、短期・成果主義、個別管理へと人事マネジメントのあり方が移り変わろうとしている。雇用においてもそれは同様で、さまざまな側面で多様化が進んでいる。では、多様化が進展する中で、中途採用の持つ「意義」とは何なのか?


【雇用の多様化がもたらすもの】
■採用対象
外国人、留学生、第二新卒、経験者、出戻り社員(再入社・再雇用社員)、障がい者 など

■雇用形態
パート・アルバイト、契約社員、出向社員(レンタル移籍)、ダブルワーク(副業・兼業) など

■非雇用契約
派遣社員、業務委託・委任・IC(インディペンデント・コントラクター)、アウトソーシング など

■就業場所
在宅勤務、サテライトオフィス、テレワーク、モバイルワーク、バーチャルカンパニー など

■時間管理
フレックスタイム制、事業場外労働・裁量労働の「みなし」、短時間勤務 など

■雇用管理
一日~終身、定年制廃止 など

■賃金・報酬
時給~年俸制、成果給、多額な業績賞与、ストックオプション など

■募集方法
秋採用、通年採用、オーダーエントリーシステム、インターンシップ など

■募集手段
就職サイト、自社採用ホームページ、ソーシャルメディア、人材紹介、紹介予定派遣 など

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最終更新:10/14(金) 7:30

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