ここから本文です

流行語大賞に!? 豊洲市場 もう一つの「盛り土」問題、小泉元首相も首かしげ

NIKKEI STYLE 10/14(金) 16:40配信

今年の流行語大賞はなんだろう?

 今年も残り3カ月を切る今の時期、「今年の流行語大賞はなんだろう?」が気になってくる。「センテンススプリング」だの「ホテル三日月」だのもはや遠い昔。「組市松紋」「琴バウアー」なんて言われたって、「なんだっけ?」。「今年の」と言いながら、結局流行語の賞味期限なんて、せいぜい3カ月だなあという気もする。

 「見事な予想だなあ」と感心したのは、この日経BPネットに連載する福光恵さんの「『勝手に流行語大賞2016秋』発表!」だ。

 福光さんは「小池都知事物件」から「豊洲の盛り土」と「都民ファースト」を候補として挙げ、最終的に「今年の大賞は都民ファーストで決まり!?」とおっしゃっている。さすがの慧眼(けいがん)! ――と納得しつつ、私はもう一方の「豊洲の盛り土」を。さらに言えば、「もりど」が「臭い」と考えた。もちろん「異臭がする」のではなく、「大賞の予感がする」という意味だ。

 これは福光さんのようにジャーナリスティックな観点ではなく、“言葉フェチ”のひたすら偏屈な視点だからあてにはならないが、なくもない気がわずかにする。言っておくが「盛り土」ではなく「もりど」に一票だ。

実は「もりつち」と発音していたのでは?

 一部土木関係者など「専門家」以外の一般の皆さんは、胸に手を当てて思い出してほしい。「豊洲市場移転問題」発覚以前のあなたが、「盛り土」という字を見ていたなら「盛り土」を何と呼んでいただろうかと。

 “素人の私”はもちろん、その文字を「もりつち」と発音していた。周囲の数人に聞き取り調査をしたところ、「改めてそう問われると、『もりど』じゃなくて『もりつち』なんて言っちゃっていたかもしれないなあ……テヘヘ」。“古い過ち”を指摘された時のような、困惑の表情を浮かべる者さえいた。

 ほんのわずか前まで、普通の人が「もりつち」と呼んでいた「盛り土」を、気がついたら世間のほぼ全員が「もりど」と呼んでいる!

 「『もりつち』か……そんなふうに言っていた時代があったかもしれないなあ……」

 遠い思い出に浸るような目をするヤツまで出てきた。「言葉に揺れはつきものだ」というもののこんな急激な「あっという間の呼び名の変化」なんて例はあっただろうか?(あったかもしれないが)

1/3ページ

最終更新:10/14(金) 16:40

NIKKEI STYLE

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ライフスタイルに知的な刺激を。
生活情報から仕事、家計管理まで幅広く掲載
トレンド情報や役立つノウハウも提供します
幅広い読者の知的関心にこたえます。