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原前監督時代からの脱却――新生・巨人の構築へドラフト補強ポイント

ベースボールチャンネル 10/14(金) 11:50配信

足のスペシャリスト引退

鈴木尚広、引退。

通算228盗塁、歴代トップの盗塁成功率82.9%を誇る38歳の代走職人が20年間の現役生活にピリオドを打った。
1年前、巨人の俊足が売りの若手選手にインタビューした時に、同じプロから見ても鈴木選手の走塁技術は凄いですか?と聞いたら、「技術はもちろんですけど、タカヒロさんはいまだに誰よりも速いんです。技術は真似できても、速さは真似できない」と驚嘆していたのが印象深い。
栄光の原巨人時代を支えた主力選手が、また1人チームを去った。
今季は由伸新監督の元、10年連続のクライマックスシリーズ出場権を得たものの、DeNAの若さと勢いの前に屈し2011年以来5年ぶりのCSファーストステージ敗退。
阿部慎之助37歳、村田修一36歳、杉内俊哉36歳、内海哲也34歳、山口鉄也33歳……今の巨人が世代交代の時期にあるのは間違いないだろう。
今回は新しいチームを作って行く新人選手たちの1年目を振り返り、同時にドラフトの補強ポイントを検証してみよう。

即戦力期待も……故障に泣いた桜井

昨年のドラフトで巨人は本指名8名、育成8名の計16名を指名(内育成3位の松沢裕介は入団辞退)。
その中で1年目から1軍出場したのは、計5名だ。
1位 桜井俊貴(投手/立命館大)1試 0勝1敗 防御率8.31
2位 重信慎之介(外野手/早大)25試 打率.190 0本 2点 5盗
5位 山本泰寛(内野手/慶大)27試 打率.256 0本 2点
7位 中川皓太(投手/東海大)2試 0勝0敗 防御率13.50
育8 長谷川潤(投手/石川)3試 0勝1敗 防御率8.53

「即戦力」という観点から見たら、かなり厳しい結果になってしまった。
特に誤算はドラフト1位の桜井だ。開幕ローテを期待されながら、故障に苦しみ1年のほとんどをリハビリに費やした。
同じ大卒ドラ1投手で8勝を挙げた今永昇太(DeNA)、1軍で15試合に先発した岡田明丈(広島)らと比較するとかなり出遅れてしまった感は否めない。
対照的に野手陣は収穫の多い1年だったのではないだろうか。
ポスト鈴木が期待される重信はイースタン2位の36盗塁を記録。山本も遊撃手が本職ながら、1軍では故障者が続出した二塁手として起用され、打席数こそ少ないものの打率.256という数字を残した。
それぞれ来季はオープン戦からレギュラー争いに食い込んでくるだろう。

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最終更新:10/14(金) 11:50

ベースボールチャンネル

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