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ケルン大迫勇也「クラブが一番。日本代表はまったく意識していない」

webスポルティーバ 10/14(金) 15:00配信

大迫勇也(ケルン)に聞く(後編)

 2試合連続ゴールを決めるなど、好調ケルンでFWとして活躍している今季の大迫勇也。過去2シーズンはなかなか望むポジションで起用されず苦しんできた大迫に何があったのか。代表ウィークに入ったケルンの練習後に話を聞いた。

【写真】ドイツで絶好調の大迫勇也、監督やチームメイトからの信頼も厚い

――現在、監督との信頼関係が良好だと話していましたが、それは2014年にケルンに加入してからの14~15シーズン、15~16シーズンから変化があるんですか?

「移籍したときから、ずっと関係はよかったです。当時から今と変わらず、いつも前向きな言葉をかけてくれていましたから」

――昨シーズンはFWではないポジションでの起用も多くて、苦しんでいるように見えましたが。

「試合には出ていたけれど、FWはできなかったので、そこでの葛藤はありました。このままでは終われないという気持ちもあるし、こういう起用なのであれば、試合に出ないほうがいいのかなと思ったりすることもあったし。だから、監督には『僕はFWでやりたい』と何度も話し合っていたし、昨季の途中くらいからは、ずっと強めに言っていました。

 監督も僕の気持ちはわかってくれていたんだけれど、『(大迫を)試合で使いたいけど、今は1トップでうまくいっているから、左サイドで起用せざるをえない』というふうに説明してくれていました。そして、今季のシーズン前の合宿で、2トップでやることがわかったから、だったら、僕は誰にも負けないと思った」

――試合出場を優先するために、与えられた仕事を熱心に消化し、ある種の”便利屋”のような扱われ方をする日本人選手もいますが、大迫選手はあえてそういうふうにならないようにしているのかなと思うこともあるんですが。

「『サイドのプレーは僕にはできない』ってことは言います。サイドは守備もやらなくちゃいけないし、僕はあくまでもセンターFWとしてゴールを獲る選手だから。守備もやるけれど、やりすぎないようにしているところはありますね」
 
 守備をしすぎないという大迫。欧州での日本人選手が、献身性や運動量などが高く評価されるなかで、得点力でチームに貢献するという彼の覚悟と自信が伝わってくる。

 2014年1月、2部の1980ミュンヘンでブンデスリーガ挑戦をスタートさせた大迫。1トップでの起用だったが、とにかくパスが出てこなかった。「動き直しは必要ない。お前が動き直すと味方がお前を見失って、パスを出せなくなるから」という指示。真骨頂の動き直しを封印されながらも得点を重ねた。

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最終更新:10/14(金) 15:00

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