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ア・リーグ決戦は、必勝リレーのインディアンスvs.猛打ブルージェイズ

webスポルティーバ 10/14(金) 17:20配信

【MLBポストシーズン2016】リーグチャンピオンシップシリーズ展望@ア・リーグ編

 現地10月14日(日本時間10月15日)、ア・リーグのリーグチャンピオンシップシリーズが幕を開けます。駒を進めたのは、中地区1位のクリーブランド・インディアンスと、ワイルドカードから勝ち上がってきた東地区2位タイのトロント・ブルージェイズ。まずは、ともにディビジョンシリーズを3連勝でスウィープした両チームの戦いぶりを振り返ってみましょう。

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 インディアンスのディビジョンシリーズの対戦相手は、リーグ優勝大本命と言われていた東地区1位のボストン・レッドソックスでした。今シーズンのレッドソックスはメジャー屈指の攻撃力を誇り、チーム打率.282、878得点はともにア・リーグ1位。しかし、インディアンスはその強力打線を打率.214に抑え込み、3試合で一度も1イニング2点以上与えなかったのです。

 今シリーズの最大の勝因は、強力なリリーフ投手陣の活躍ぶりでしょう。そのなかでも特筆すべきは、7月末にニューヨーク・ヤンキースから獲得したアンドリュー・ミラーのフル回転ぶりです。昨年ヤンキースでクローザーを務めたミラーは、7月の移籍後はユーリティリティ・リリーバーとしてブルペンに君臨。ユーリティリティ・リリーバーとは、中継ぎ、クローザー、そしてロングリリーフと、さまざまなシチュエーションで起用される貴重なピッチャーのことです。

 ディビジョンシリーズでのミラーは、ロングリリーフとして起用されました。第1戦では5回途中からマウンドに上がり、リーグチャンピオンシップシリーズ進出を決めた第3戦でも6回途中から登板し、いずれも6個のアウトを奪って中継ぎ投手につなげたのです。

 インディアンスは先発が不安定で、なおかつどちらも接戦のゲームでしたから、もしミラーがブルペンにいなかったら、この2試合は両方とも星を落としていたと思います。このシリーズのMVPは、間違いなくミラーでしょう。

 一方のブルージェイズも、ディビジョンシリーズをスウィープで制しました。今季ア・リーグ最高勝率のテキサス・レンジャーズを撃破したのは、エドウィン・エンカーナシオン、ジョシュ・ドナルドソンらが並ぶブルージェイズ自慢の強力打線です。

 3試合で合計22点、ホームラン8本と大爆発。第1戦はエース左腕のコール・ハメルズを4回途中7失点でマウンドから引きずりおろし、第2戦のダルビッシュ有投手も1イニング3本塁打を含む計4本塁打でノックアウトしました。この先発2枚看板を完全に打ち崩せたのが最大の勝因でしょう。

 また、ブルージェイズはディビジョンシリーズ3試合とも、試合前半の5回までに1イニング3点以上――つまり「ビッグイニング」を作れたのがよかったと思います。しかも、誰かひとりだけが活躍したというのではなく、打線がまんべんなく火を噴いたというのが印象的でした。

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最終更新:10/14(金) 22:06

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