ここから本文です

マンUで適応に苦しむムヒタリアン 英メディアが“43億円アタッカー”の想定外の不振を特集

Football ZONE web 10/14(金) 23:20配信

今季スタメンはわずか1試合 恩師クロップと再会するリバプール戦も先発落ちへ

 マンチェスター・ユナイテッドのアルメニア代表FWヘンリク・ムヒタリアンは、今夏ドルトムントから補強の目玉の1人として加入したがレギュラーの座を手にできず、17日のリバプールとの“ナショナル・ダービー”も先発落ちが見込まれている。

最新推定市場価格2016 「世界で最も価値のあるプレーヤー100人」

 昨季ドルトムントで公式戦23得点32アシストと爆発し、移籍金3800万ユーロ(約43億円)と鳴り物入りで加入したアタッカーの想定外の不振について、英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「ムヒタリアンは今どこに?」と報じている。

 今季ユナイテッドに加入後、公式戦11試合で先発はわずか1試合。9月10日のマンチェスター・シティとのダービーマッチ(1-2)に先発するもチームの足を引っ張り、前半で交代させられた。

「27歳はほとんどボールに触ることはなかったが、スタッツでは彼が12回ボールをロストしたと示している。ピッチ上でどの選手よりも多い数字だった。ジョゼ・モウリーニョがハーフタイムまで交代を待ったことが、唯一の驚きだった」

 記事ではシティとの大一番での低調なパフォーマンスについて、一刀両断されている。今季のユナイテッドは、史上最高額の移籍金でユベントスからフランス代表MFポール・ポグバ、パリ・サンジェルマンからFWズラタン・イブラヒモビッチを獲得したが、ファンは昨季のブンデスリーガで猛威を振るったムヒタリアンこそ、最大の補強だと期待していたという。

ドルトムント時代も適応に時間がかかる

「知性溢れるプレーメーカーで、ユナイテッドの攻撃のパズルを解決する存在だと思われていた。サポーターのなかでも長きにわたるウェズリー・スナイデル(獲得)に対する空想が現実のものとなった」

 だが、ムヒタリアンは左太ももの故障で戦線離脱を余儀なくされるなど不運も重なり、ポテンシャルを発揮できていない。ユナイテッドでスロースタートとなった男だが、ドルトムントでも出だしは鈍かった。シャフタールから2013年に加入し背番号10を与えられたが、レアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦で決定機を外し、チームは敗退。ここでサポーターからの批判を浴びた。

「最大の問題は、自分がブンデスリーガと比べ物にならないリーグから移籍したことなんだ。シャフタールではいつもうまくいっていた。相手は常に引いていたので、自分はボールを常に持つことができた。先制点を取れれば、そこで試合終了だった。ドイツではそうはいかない。下位のチームでも、大きなプレッシャーを与えてくるんだ」

 当時ムヒタリアンは、ウクライナリーグからの適応の難しさをこう振り返っていた。ドルトムントでは窮地に助けてくれた1歳年上の兄貴分がいたという。現在シュツットガルトでプレーする元ドイツ代表MFケビン・グロスクロイツだ。「ルームメートになるやいなや、クラブのクラシックな応援歌20曲を伝授した」と、記事では報じられている。日本代表MF香川真司にとっても兄貴分のグロスクロイツは、ドルトムントの熱狂的なサポーターとしても有名だ。

モウリーニョ「彼は間違いなく成功するが…」

 ユナイテッドでムヒタリアンは、グロスクロイツのような存在を見つけることができるだろうか。モウリーニョ監督は「彼はスーパーな選手であることを知っている。彼は間違いなく成功する。だが、彼の素晴らしさを証明するために、全試合先発するということは時期尚早だ」と語り、先発起用を見送る方針を明らかにしている。

 リバプールを率いるドルトムント時代の恩師ユルゲン・クロップ監督は、ユナイテッドのベンチを温めるムヒタリアンをどんな気持ちで見つめるのだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/14(金) 23:20

Football ZONE web

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。