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驚速で進化する「VR」の現在~現実と仮想の境界が溶けつつある!? コヤ所長インタビュー(2)

現代ビジネス 10/14(金) 6:01配信

 VR=ヴァーチャル・リアリティ。古くからあるこの技術が、いま大注目を集めている。いったいなぜか? VRは私たちをどこへ連れて行くのか? 
 期間限定でお台場で開催されていた「VR ZONE」でVRを体験し、大いに取り乱した作家・海猫沢めろんさんが、開発者である(株)バンダイナムコエンターテインメントのコヤ所長に、「VRの核心」を聞いた。【第2回】(→第1回はこちら)

ドームスクリーンとVRの違い

 ――VRがなぜ急にビジネスとして出てきたのか、ポイントが二つあると思うんです。一つは視野の広さ。もう一つは先ほどおっしゃっていた描画速度の問題。これはソニーの方が言っていたんですけど、景色の書き換えなんかは0.02秒以上でやらないと、偽物に見えてしまうそうなんです。

 コヤ そうですね。

 ――最初に実用に耐えうるVR機器が出たのっていつくらいでしょうか。

 コヤ オキュラスDK2が出て、75フレームで動けるようになってからです。

 ――DK2は2014年7月に出たので、本当にすごい最近ですね。確か、VRに関する特許も2010年から増えているみたいなので、今がまさに過渡期でしょうね。

 コヤ その前に、オキュラスDK1をアメリカのショーで展示しているときに、うちの「機動戦士ガンダム 戦場の絆」(注:ドームクリーン式の対戦ゲーム)のチームが直接借りてきたんです。それで、「戦場の絆」をそのまんま、当時のオキュラスに映し出そうとした。

 「どのくらいでできるの? と聞いたら、「同じだから1ヵ月でできます」と言ってて、本当に1ヵ月でできた。

 ――じゃあ、その時点で、VRで「戦場の絆」はできたんですね? 
 コヤ できていました。いまから3、4年前です。そのまんまを映して、「あ、そのまんまだ」って(笑)。

 ――つまり、今みたいな脳レベルで自分が動いてる感覚になるVRじゃなくて、VR空間の中でテレビ見ているみたいなことですね(笑)。

 コヤ そのとおりなんです! つくってみてわかったんです。たしかにそうだよね、と。一部は立体に見えるけど、はじっこのザクはペタンとしてるぞ、みたいな。

 ――それはたしかにリアリティないですね。

 コヤ だから、ガンダムをそのまんまやっただけだとそうなる。でもそれはそれで正しいんです。本物のモビルスーツの中は、立体視がないので、平面のディスプレイなんですね。

 ――VR ZONEで「アーガイルシフト」に入った時に、アイネたん(注:戦闘支援ヒューマノイド)がいて、なんかすごく「いる感じ」がしたんですが、どうしてでしょうか? 
 コヤ 「アーガイルシフト」は「戦場の絆」の反省もあって、ちゃんと立体に見えるようにしました。モニタを見るんじゃなくて、窓から外を見ているような感じです。ヘリコプターの窓から外を見るのと同じ設定で、敵のロボットが見えるので、立体空間の中で戦っている感じがするんです。

 ――なるほど、そういうことですか。

 コヤ ドームスクリーンはVRではあるんだけど、立体視にしないと限界があるということです。

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最終更新:10/25(火) 16:36

現代ビジネス

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