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民進党が恐れる、野田幹事長ブーメラン TPP推進の張本人

デイリー新潮 10/14(金) 5:57配信

 秋の政局で、民進党が一番恐れているのが「ブーメラン」だろう。蓮舫代表を支える「蓮根」たるべしと意気込む野田佳彦幹事長(59)に、早くも心配の声が上がっているのだ。何しろ野田氏は首相時代に消費税増税と、TPP参加を強力にプッシュした張本人。宿敵・安倍総理から逆襲されること必至である。

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 9月26日から始まった臨時国会は、2つの重要法案が待ち構えている。

「まず、消費税の増税再延期関連法案です。安倍政権は公約を反故にしたわけですから、当然、責任を追及されても仕方ない。また、TPPの承認案・関連法案もある。しかし、アメリカの大統領候補が2人とも否定的ですから、可決を急いでも水泡に帰してしまうかもしれません」(政治部記者)

 本来なら、安倍政権を追い詰める絶好のチャンスである。そこで登場したのが野田幹事長だった。

「蓮舫代表が野田氏を幹事長に起用したのは、自分を応援してくれたこともありますが“バリバリの保守”と称している彼女と考えも近い。そこで、参院にいる自分に代わって衆院での論戦を託したわけです」(同)

 だが、この“抜擢”が赤松広隆前衆院副議長など、党内の猛反発を食ったのはご存じのとおり。そもそも野田氏といえば、4年前、消費税増税を公約に掲げて解散に踏み切ったものの、自公連合に大敗。政権を崩壊させた“張本人”である。党内からの怨嗟の声は小さくない。

「実際、自公政権に代わっても増税は難関でした。一度は増税に踏み切った安倍総理も、さらなる増税は延期せざるを得なかった。消費税は政権の鬼門なのです。民進党の岡田克也前代表も、景気へのダメージを考えて6月には増税再延期に舵を切っています」(民進党関係者)

 ところが、野田氏は自説を曲げることが出来ず、1人「消費税10%への引き上げは不可欠」、「人情に流されたら国家財政はもたない」と、党の方針と違うことを言い続け、執行部を困らせたのである。

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最終更新:10/14(金) 5:57

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