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バルセロナ観光に欠かせない体験! 貴族のお屋敷でのドラマティックディナー

CREA WEB 10/14(金) 12:01配信

バルセロナ貴族のお屋敷で楽しむ中世風のドラマティックなディナー

 古くはローマ時代からの歴史ある建物が今もたくさん残るバルセロナのゴシック地区。その一角にあるレケセンス邸では、13世紀から続くその館をガイド付きで見学するとともに、中世風ディナーを楽しめるプログラムを提供しています。

 建物はいかにもゴシック地区らしい路地の奥にあり、時間になって入口が開けられると、中から現れるのは中世の騎士。出だしから雰囲気満点です。

 ほの暗い入口の通路をぬけると、そこにはまさに「昔の貴族のお屋敷」のパティオが広がっています。まずはウェルカムドリンクをいただきながら、パティオを中心にした館のたたずまいを存分に楽しみましょう。その間も、使用人や道化師(などに扮した役者さんたち)がお客さんに声をかけたり、芸を披露したりして、場を盛り上げます。

 参加者が揃ったら、スペイン語、英語など、言語ごとに小グループに分かれ、ガイドさんに連れられて建物の内部へ。この館は、もともと13世紀に貴族レケセンス家の邸宅として建てられたものですが、現存する大部分は15世紀に改修されたゴシック様式の建物です。

 隆盛を誇ったレケセンス家でしたが、長い年月の間に子孫が途絶えてしまい、家系は消滅、その後紆余曲折を経て、館は現在カタルーニャ文学の研究などを行う文学アカデミー(Reial Acadèmia de Bones Lletres)の本部として使用されています。そのため、内部のほとんどは近代的なしつらえに改修されていますが、それでもそこここに往時の趣をとどめています。

屋上からの絶景を眺めてからディナーを

 見学の最後には狭い階段を登って、屋上やさらにその上の塔まで上がりましょう。ここからはカテドラルの尖塔やティビダボ山、反対側に目を向ければ港のロープウェイやWホテルまでが見渡せます。

 話し上手なガイドさんのおかげで充実した見学を終え、最初のパティオまで戻ってくると、突然、騎士が2人走り込んできて何やら言い争いを開始。そのうち大きな剣を抜き出して決闘となり、我々はさしずめその立会人といった状態に。その後、お客さんの拍手で決闘が終了したところで、ディナータイムとなります。

 用意されたダイニングスペースは、古い石壁やアーチに支えられた天井など、建物のオリジナルの雰囲気を十分に味わえる素敵な空間です。出される料理は、現代の料理に中世のエッセンスを加えてアレンジしたもの。例えば、当時よく使われたドライフルーツやスパイスが加えられていたり、逆に、コロンブス以前にはヨーロッパには存在しなかったトマトやジャガイモなど、現在のスペイン料理には欠かせない素材が使用されていなかったり、といった具合です。

 食事が終わって外にでれば、夜も深まったパティオで、火を使ったパフォーマンスが披露されます。炎に照らされる石壁があやしく揺らめき、まさに中世の一夜、貴族のもてなしを受けて帰途につく客人になった気分を満喫できることでしょう。

Palau Requesens(レケセンス邸)
所在地 Bisbe Cassador, 3 , 08002 Barcelona
アクセス 地下鉄4号線 Jaume I駅より徒歩2分
電話番号 93-327-01-25/697-86-42-62
催行日時 毎週金曜・土曜 19:30
料金 大人1名 71ユーロ~(ディナーのメニューによる)
※ガイド付き見学のみ(ディナーなし)や周辺の旧ユダヤ人街のウォーキング・ツアー+レケセンス邸でのディナーといったプログラムもあり。

【ガイド付き見学+ディナーの申し込み・問い合わせ】
http://www.palaurequesens.cat/home.html

坪田みゆき(つぼたみゆき)
バルセロナ在住、コーディネイター。大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)イスパニア語学科卒。在東京スペイン政府観光局勤務などを経て、2004年よりバルセロナ在住。バルセロナ、バレアレス諸島(マヨルカ島他)、バスク地方などを中心に、スペイン全土の取材・撮影コーディネイトの他、通訳・翻訳業務も行っている。http://spainbcn.exblog.jp/

坪田みゆき

最終更新:10/14(金) 12:01

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