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ライフスタイルで新たな消費 おしゃれな「日常アスリート」都会を駆ける

NIKKEI STYLE 10/15(土) 7:47配信

 2020年の東京五輪・パラリンピックに向けスポーツへの関心が高まる中、日常生活にスポーツが溶け込んだ新たなライフスタイルが誕生している。担い手は軽い運動でアスリート気分に浸りたいという「日常アスリート」たち。おしゃれにスポーツを楽しみ、食事はアスリート並みに気を配る。こだわりいっぱいの生活ぶりは、あらゆるシーンで新たなビジネスチャンスを生んでいる。

■「引き締まった体」意識したフード&ドリンク

 「(筋肉をつくる)たんぱく質が豊富だし、おいしい」。9月中旬の午後5時すぎ、「DNSパワーカフェ大手町」(東京・千代田)で、会社員の片岡安希子さん(47)は満足そうにモロヘイヤの特製ドリンクを飲んでいた。
 片岡さんは「日常アスリート」の一人だ。在住する神奈川県逗子市のクラブジムに所属して週に2回は汗を流す。ヨガのほかカヌーなどのマリンスポーツ、山の中を走るトレイルランニングなどに熱心に取り組む。「心身の健康を保ち、引き締まったしなやかな体になる」のが狙いだ。
 平日でも“アスリート意識”を徹底している。DNSパワーカフェ大手町はスポーツ栄養学に基づいた高たんぱく低脂質のメニューを提供するとあって、週に1回はランチを楽しむ。
 ローストビーフやサーモン、ブロッコリーの入ったメニューがお気に入りで、「たんぱく質や野菜をバランス良く摂取するよう心がけている」。同店のレシートにはたんぱく質と炭水化物、脂質の量が記載されており、ノートに貼って栄養価の管理を欠かさない。

■ランガールのファッションは「走れる」が基準

 ランニングが趣味の東京都在住の自営業、影山桐子さん(41)。スポーツを始めて大きく変わったのは、洋服を買う場所だ。以前は百貨店などが中心で「ドレッシーな格好をすることが多かった」。だが今はアウトドアショップやスポーツショップで購入するように。「洋服や靴を選ぶ基準が『走れて、かつ普段の服にも合わせられるもの』に変わってきた」
 最近のお気に入りはゴールドウインが展開するザ・ノース・フェイスで購入したランニングパンツやトレーナー。「ランニング用に購入したが、デザインがおしゃれなのでちょっとした買い物などにも着ていける」。土日などは駒沢の自宅から渋谷や二子玉川までランニングしながら買い物に行くこともあるという。
 ランニングは「タイムを極めるわけではなく、あくまで楽しむため」という影山さん。おしゃれなウエアやシューズが増えたことで、未経験者の女性の関心も高まった。周囲でも「スポーツをライフスタイルやファッションの一部として捉える人が増えている」。
 ジムの設備を自宅にまで取り込んだ人もいる。朝6時、大阪府在住の森山典子さん(41)の1日は一杯の白湯と30分間のヨガから始まる。
 自宅のトレーニングルームはガラス張りで、まるでジムの一室のよう。4年ほど前に4畳半の和室をリフォームした。「わざわざ外のジムに行かなくても、パジャマ姿でトレーニングできるのが良い」とほほ笑む。

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最終更新:10/15(土) 7:47

NIKKEI STYLE

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