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2020年東京五輪へ――萩野公介が受けた新たな刺激

THE ANSWER 10/15(土) 13:25配信

リオ五輪金メダルの萩野が子供たちへの指導で「心を新たに」

 リオ五輪金メダリストが世界を制した秘訣を、未来のアスリートに向けて余すところなく伝授する――。同五輪競泳男子400メートル個人メドレーで頂点に立った萩野公介が子供たちに対して泳ぎ方を指導した。

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 今月10日の体育の日。萩野は味の素フィールド西が丘、国立スポーツ科学センターなどで行われた「平成28年度『体育の日』中央記念行事 スポーツ祭り」に出席していた。午前中は各競技のアスリートと多くの子供たちが触れ合い、運動会などを実施。午後の部では陸上や卓球、レスリングなどリオ五輪で日本中を沸かせた競技のスポーツ教室が行われた。

 中でもにぎわいを見せたのは競泳だった。“水の怪物”マイケル・フェルプスをあと一歩まで追い詰めた男子200メートルバタフライ銀メダリストの坂井聖人や同800メートルリレー銅メダリストの小堀勇気、先日引退を発表した松田丈志さんに星奈津美さん、そして萩野や北島康介さんを育て上げた平井伯昌コーチら豪華メンバーが集結。小中学生50人を約2時間にわたって直接指導した。

 萩野は先月に手術した右肘が「まだ抜糸していない」状況だったため、この日は水の中に入らずプールサイドで指導する形になった。その中でもクロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライそれぞれの泳ぎ方を身振り手振りで示しつつ、平井コーチらとともに築き上げた理想のフォームについて教えていた。

子供たちに伝授したバサロキック

 萩野本人は「子供たちの反応は『あ、いつもやってることだ!』と伝えられることが多くて、指導者の方々がいい指導をしているんだなと思いました」と謙遜したが、その指導は参加した小学生も新鮮だったようだ。「今まで知らなかった技術」について聞かれると、子供たちは目を輝かせてこう答えた。

「萩野選手から教えてもらったのはバサロキックです。足を蹴り上げて、浮き上がる瞬間に体全体が前に進むのは分かっていたんですけど、『足を下に持っていく時も体を進めることができるんだ』ということを教えてもらいました」

「蹴り上げるところを意識していた分だけ、水中で足を下に押しつけるという感覚はなかった。蹴り上げ、蹴り下げ両方をやることで進むというのが本当に面白かったです」

 参加した子供たちがもっと向上できる部分をいち早く見つけ、努力できるポイントを指摘する。金メダリストがここまで熱心に指導した理由には、日本競泳界のボトムアップを心から願っているからこそだった。

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最終更新:10/15(土) 13:25

THE ANSWER