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常識を覆す女子高生ゴルファー・畑岡奈紗は「世界で戦える器」か

webスポルティーバ 10/15(土) 7:50配信

 今季女子ツアーのメジャー第3弾、日本女子オープン(9月29日~10月2日/栃木県・烏山城CC)を制したのは、アマチュアの畑岡奈紗(17歳/ルネサンス高3年)だった。アマチュア選手がこの大会で優勝したのは、もちろん史上初。しかも、17歳263日での戴冠は史上最年少(これまでの記録は2005年大会に優勝した宮里藍の20歳105日)と、まさしく記録ずくめの快挙だった。

【写真】日本女子オープンを史上最年少で制覇した畑岡奈紗(17歳263日)、宮里藍の記録(20歳105日)を塗り替えた

 その歴史的な出来事から8日後の10月10日、畑岡はプロ転向を表明した。すでに畑岡は、米女子ツアーのQT(予選会)のファーストラウンドを通過している。そのため、プロ転向を発表すると、すぐに渡米。米女子ツアーのセカンド、そしてサードQT(※予選会はサードが最終)に挑む。もし通過すれば、来季からは早くも「米女子ツアーに挑戦する」と、意欲満々だ。

 中学校時代から、日本を代表するプロゴルファー・中嶋常幸(61歳)のゴルフアカデミーに入門した畑岡。尊敬する人も、中嶋だという。

 そんな彼女の凄さについて、師匠の中嶋は次のように語って絶賛した。

「悪いところを探すのが大変。それでも、『(ボールが)曲がる』って文句を言うほど、貪欲な選手。日本女子オープンでは、最終日の13番辺りから(勝てる)雰囲気が出てきていた。あの集中力は、凄いよね。それに、目標が高い。あの最終ホールでバーディーを獲るって、何か”持っている”としか言いようがない」

 ゴルフの勝負で、最後の最後に求められるのが、勇気と決断。つまり、逃げない。怖がらないで、自分を信じ切って1打を放つこと。それが、究極だ。

 中嶋が言う、日本女子オープンの最終日最終ホールのバーディーパット。畑岡はそのパットを打つときのことをこう語っている。

「外したら、カップの先へ3~4mは転がってしまいそうなラインでした。でも、軽いフックラインであることは読めていたので、カップインさせることしか考えないようにしました。あとは、なるようにしかならない……と、自分に言い聞かせてストロークしました」

 実は、カップを外したら4mどころか、「池にまで転がっていく、下りのラインだった」と競技委員は言っている。それを怖がらずに打った、その勇気と決断こそ、彼女の大きな財産だ。

 しかしながら、畑岡のここまでの道のりは、決して順風満帆だったわけではない。

 ちょうど2年前の日本女子ジュニア選手権のことだった。畑岡は最終ラウンドを前にして、後続に6打のリードをつけて首位に立っていた。ところが、最終ラウンドでその6打差を失って、大逆転負けを喫してしまった。そのとき優勝したのが、当時高校1年生でプロツアーを制して脚光を浴びていた、勝みなみ(18歳/鹿児島高3年)だった。

 畑岡の凄さは、このときにも垣間見られている。彼女は、この敗戦(失敗)で挫折感を覚えるのではなく、むしろ発奮の糧として努力を重ねた。言い換えれば、早い時期に失敗を繰り返すことによって、それは挫折感を味わうことではなく、成功への階段だと感じられる自分がいたのである。

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最終更新:10/15(土) 7:50

webスポルティーバ

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