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現金払いには無駄遣いを抑える効果がある:研究結果

ライフハッカー[日本版] 10/15(土) 20:10配信

人には、現金で支払うと、買ったものにひときわ価値を感じる傾向があります。これには、現金で購入したものに対してより愛着を覚えるという人の性質が関わっています。さらに、米消費者金融保護局(CFPB)の資金援助により行われた最近の研究により、現金で支払った場合には使う金額そのものが減ることも明らかになりました。さらにこの傾向は、現金で支払うよう積極的に呼びかけた場合に顕著だったとのことです。

この研究では、信用組合(クレジットユニオン)を利用し、なおかつクレジットカードをリボ払い設定にしている消費者1万4000人を対象に実験が行われました。その目的は、お金の使い方に関して「簡単なルール」を設けることが、リボ払いの負債を減らすのに役立つかどうかを実例で確かめる、という点にあります。

実験に際しては2つのルールが設けられました。第1のルールは「20ドル以下の買い物については現金を用いる」、第2のルールは「リボ払い設定の場合、カードで支払うと20%の金利が上乗せされることを常に注意喚起する」というものでした。これらの注意は、メールやバナー広告の形で伝えられたほか、以下に挙げる2つのメッセージのどちらかが書かれたマグネットが各家庭に配布されるという徹底ぶりでした。

「少額の買い物にはカードを使わないこと。20ドル以下は現金払いで」
「クレジット払いでは負債は増える一方です。支払総額は約20%増加します」

このように、現金で払うよう繰り返し呼びかけた結果、6カ月後には、対象となった消費者が抱えるリボ払いの負債額が減るという効果が出ました。この研究を行ったチームは以下のように結論づけています。

第1のルールについて注意喚起された消費者は、調査開始から6カ月後の時点で、リボ払いの債務が平均104ドル減少しました。負債残高も、基準となる平均値を2%下回ったのです。

6カ月という期間を考えると、大した数字ではないようにも思えますが、常にリボ払い設定にしているカードで金利を払い続けている場合には、これはかなり大きな意味を持ちます。さらにこの結果は、2012年に行われた別の研究を裏付けるものでもあります。2012年の研究では、カード払いの場合、金額が現金払いに比べて2倍になるとしても、人はためらいなく使うことが明らかになっていました。

これはつまり、小さな心がけの積み重ねが大きな成果となり、他者からの呼びかけがあれば相乗効果が生まれるいうことですね。この研究についてのさらに詳しい情報を知りたい人は、以下のリンク記事を参照してください。

An Evaluation of the Impacts of Two “Rules of Thumb“ for Credit Card Revolvers | Urban Institute via New York Times

Kristin Wong(原文/訳:長谷 睦/ガリレオ)
Photo by ShutterStock

最終更新:10/15(土) 20:10

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