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【月報・青学陸上部】注目の 出雲駅伝は「山梨学院大と一騎打ち」

webスポルティーバ 10/15(土) 16:11配信

極私的! 月報・青学陸上部  第12回

■出雲駅伝回顧・前編


4区、茂木亮太(4年)が襷(たすき)を握り、スピードを速めた。

目標のマラソン決定で練習計画も完成した馬場ふみかさん

 5区の安藤悠哉(4年)が手を振る。
 
 茂木は先頭を走る東海大の川端千都(かずと/3年)と23秒あったタイム差を11秒に縮めて安藤に襷を渡した。ここで3位の山梨学院大との差は40秒に開いた。

「勝ったな」
 
 原晋監督は東海大ではなく、山梨学院大との差と安藤の背中を見て、優勝を確信した。

   *      *      *

 第28回出雲全日本大学選抜駅伝競争当日、午前6時、ホテルの前でいつものように青トレが始まった。気温12℃、冷たい空気の中、鈴木塁人(たかと/1年)の掛け声が響く。20分程度で終わると、各自ジョグで方々に散っていった。1区を任された鈴木塁は「よく寝られました」と笑顔で軽快な走りを見せている。

 出雲駅伝は全長45.1kmと距離が短く、スピード駅伝と称され、1区、3区、6区が重要だと言われている。青学の1区は最初、田村和希(3年)か梶谷瑠哉(2年)だと思っていた。田村は夏合宿から調子がよく、梶谷も絶好調だった。だが、大会前に梶谷が故障。これにより1区は田村和、そして鈴木は箱根駅伝では1区候補と原監督から指名を受けていたが、出雲は初めての大学駅伝なので、もう少しラクな2区で走ると予想していた。しかし、本番前日の出走オーダー表を見て、驚いた。

 1区(8.0km) :鈴木塁人(1年)
 2区(5.8km) :田村和希(3年)
 3区(8.5km) :下田裕太(3年)
 4区(6.2km) :茂木亮太(4年)
 5区(6.4km) :安藤悠哉(4年)
 6区(10.2km) :一色恭志(4年)

 鈴木が1区になっていたのだ。

 世田谷記録会の翌日(2日)のミーティングで最終的なメンバーを決定したが、原監督は鈴木の1区起用とレース展開について、こう語った。

「私の頭の中では梶谷と鈴木が1区候補だった。でも、梶谷がケガで落ちたからね。鈴木は春からずっと調子がいいのもあるけど、おそらく1区は区間賞を取ってもそんなに差がつかない。団子状態でいくだろうし、その中でも鈴木は落ち着いて走れる。粘り強くついていって2区の田村和、3区の下田で一気に突き放すという狙いです」

 出雲駅伝は箱根駅伝のように距離が長くないので競り合いになる。気になるのは他大学だが、原監督が一番に脅威に感じていたのは山梨学院大学だった。

「出雲駅伝で勝負にこだわるチームはアンカーを見ればわかります。山梨のアンカーはドミニク・ニャイロでしょ。最後はニャイロとの勝負になるのでアンカーの一色にくるまでに何秒離せるか。少なくても45秒、1分程度 離すと勝てるけど、30秒だと危ない。

 東海は1区・2区・3区に1年生を並べて勢いがある。でも、アンカーを見て山梨ほど、怖さがなくなった。アンカーに関(颯人/1年)が来たらかなり危なかったけどね」
 
 原監督の予想は山梨学院との一騎打ち、アンカー勝負だ。

「まぁ、みんなコンディションがいいし、今日はやるよ」

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最終更新:10/17(月) 12:20

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