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非常事態救った“香川+デンベレ”。タイプ違う2人のコンビはドルトに何をもたらしたのか?

フットボールチャンネル 10/15(土) 12:40配信

14日に行われたホームのヘルタ・ベルリン戦。ドルトムントは1-1で引き分けた。負傷者が続出し、厳しいチーム事情があったBVB。香川真司は代表戦の疲労もあり、ベンチスタートだったが、後半に出場。同じく途中出場のデンベレとともに劣勢のチームを救った。2人の投入は何をもたらしたのか。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

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香川はベンチスタート。うまくいかないBVB

 “非常事態”を凌いだ。2016年10月14日のブンデスリーガ第7節、ボルシア・ドルトムントはホームにヘルタ・ベルリンを迎える。

 代表ウィークをまたいで怪我人が続出し、野戦病院化したドルトムント。ベンチにはU-19からブルニッチが、パク・チュホが今季初めて加わった。特に9月の躍進を支えたゲレイロとカストロを欠いたことで、監督トゥヘルはインサイドハーフを並べる[4-1-4-1]ではなく、[4-2-3-1]でスタートした。トップ下はゲッツェだ。代表戦を行ったオーストラリアからの移動と疲労もあってか、香川真司はベンチスタートとなった。

 しかし前半の[4-2-3-1]は上手くいかない。[4-1-4-1]でじっくり構えたヘルタに苦しんだ。ローデとバイグルのダブル・ボランチには、2列目中央のシェルブレッドとシュトッカーが対応する。そしてゲッツェは主にシュタークがマークし、ボールが入れば即座に複数で囲んで潰した。

 前半の戦況をベンチから見つめた香川は言う。

「まあ多分、僕があそこで仮にプレーしたとしても、前半あれだけハードな厳しい展開の中でボールを収めるというのはなかなか難しいことですし。そこにずっといながらボールを受けるというのは、僕らみたいな小さいプレイヤーにとってはかなり厳しい状況」

デンベレと香川の投入で、BVBに“違い”

 中央を抑えられたドルトムントは、モルのドリブルが目立ち、個に頼りがちだった。ソクラティスも離脱したCBに入ったメリーノが、バルトラと違って縦パスを得意としていないこともあるだろう。攻撃に変化が乏しく、行き詰ってはヘルタのカウンターを喰らった。

 後半に入っても状況は変わらない。51分にはシュトゥッカーに決められ、1点のビハインドを負ってしまう。そこでトゥヘルが動いた。60分、ローデに代わってデンベレが、ゲッツェに代わって香川が投入される。布陣は[4-1-4-1]に変わる。インサイドハーフに並んだのは途中出場の2人、香川とデンベレだ。


 香川とデンベレがインサイドハーフで組むのは、今季これが初めてのことになる。ゲレイロとカストロが離脱したことで、トゥヘルは中央の新しい組み合わせを考案したようだ。もっとも今季、香川はトップ下としてSHのデンベレと同じピッチに立ってきている。デンベレとのコンビネーションに、違和感はなかったようだ。

 「まあ今までやっていますし、ここで改めて言う必要はないと思いますけど、彼の能力は素晴らしい。すごく違いを生み出せる選手だと思うし、チームにとって本当に貴重な選手だと思います」

 香川とデンベレを軸に、ドルトムントは前半とはまるで違う状況を作り始めた。後半も15分が過ぎて、ヘルタにも疲労が溜まり始めていた。

 「相手もすごく疲労していましたし、ウスマン(・デンベレ)も入ったら彼のスピードだったり、ドリブルが相手に脅威を与えましたし、僕もなるべくボールを受けたり、リズムを作ろうという意識は持っていました」

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最終更新:10/15(土) 13:08

フットボールチャンネル

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