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“中の上”の悲劇:結婚相手の条件は年収2,000万以上?男性をエクセル管理する代理店女子

東京カレンダー 10/15(土) 5:20配信

「一億総中流社会」と言われる日本。

容姿、学歴、収入。全てにおいて「中流」の少し上に位置する人間は口を揃えてこう言う。

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「上を見ればキリがないが、知らなければいい世界もある。」

この連載では”中の上”に位置する男女に起きた、さまざまな悲劇に迫る。

これまで登場したのは、東大卒エリートサラリーマン・サトルやMARCH卒の商社マン・健二、元CAの麗子など。今回登場する、広告代理店勤務のマユのこだわりとは...

広告代理店勤務、マユ30歳。彼女が求める結婚相手の条件とは?

「私、年収2,000万円以上の人じゃないと結婚しないって決めているんです。」

会って早々そんな言葉を口にしたのは、広告代理店勤務のマユ、30歳だ。

綺麗に焼けた肌に奥二重の小さい目は少し釣り上っていて、素材としては、“クラスで3番目に可愛い女”、といったところだろうか。しかし、巧みな化粧と流行りのファッションで、いかにも「いい女」風の雰囲気を醸し出している。

美容にもファッションにも手を抜かない、稼ぎの良いアラサー独身女性の典型的なタイプだ。普通の素材でも、時間と手間をかければ、女性の場合はそれなりに仕上がる。

彼女は同志社大学を卒業後、就職を機に上京した。代理店女子である彼女の年収は800万円弱。家賃12万円、池尻大橋のワンルームに一人暮らしをしている。

30代に突入し、「そろそろ結婚したい」と語る彼女。しかし、彼女には譲れない条件がいくつかあった。そのうちの一つが「年収2,000万以上」というものだった。

“クラスで3番目に可愛い子”が“デキる女”風のキャリアウーマンになるまで

マユは昔から非常に努力家だった。教師である厳しい両親のもとに育てられ、小学校の頃から学級委員や生徒会を務めるような優等生だった。前回登場した健二のように、目標があったらそれに到達するまでの努力も怠らない、そんなタイプだ。

また、優等生なだけではなく、どのコミュニティにおいても一番目立つ派手なグループに所属することを心がけていた。物心ついたときから校則ギリギリの格好をして、自分をどう見せれば目立つのか、常に考えて行動していた。

必死に受験勉強をして同志社大学に入り、学内でも常に目立つグループに所属していた。化粧もうまくファッションセンスにも秀でていた彼女は、本来ならば“クラスで3番目に可愛い”はずの素材が、2倍にも3倍にも輝いて見えた。

常に華やかな舞台に身を置いていた彼女が考えた就職先は、CAやアナウンサー。

しかし、さすがに無謀だと気付いた彼女は、テレビ局や広告代理店などのマスコミ業界に志望を絞った。大学2年生の頃からマスコミ塾に入り、多くのOB訪問を重ね、血のにじむような努力で広告代理店の内定を勝ち得た。

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最終更新:10/15(土) 5:20

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