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トム・ハーディを観ていたら、ジャストなトレンチが欲しくなった!

MEN’S+ 10/16(日) 0:37配信

俳優トム・ハーディ。 ロンドン生まれの彼は、実にスタイリッシュ。

 トム・ハーディの話をする前に、トレンチコートのお話しをしましょう。
 
 中には、「トレンチってミリタリーなの?」と思った方もいるかもしれませんので…。トレンチとは、英語で「Trench」は、日本語で言う「塹壕(ざんごう)」を意味します。 
 
 トレンチコートの起源を紐解けば、その発祥は第一次世界大戦下のイギリス軍になります。寒さの厳しいヨーロッパでの戦いに相応しい防水型の軍用コートとして開発されたものであり、第一次大戦下、雨や雪解けなどで地面がぬかっている土地での塹壕戦で、その耐水性防寒性を発揮したようです。そして、戦地から帰還した兵士たちから一般へと広がっていたとされています。 
 
 しかし、このトレンチコートには、ほかのミリタリーアイテムのようなタフさもワイルド感もなく、シンプルなデザインになっています。ひとつ言えるなら、肩についたエポーレットやガンパッチでしょうか。そのディテールは適度なアクセントにもなり、冬のスーツスタイルにふさわしい正統なアウターとして定番化されたのでした。
 
 そこで、本誌メンズクラブでも提案しているように、今季のファッションは「ミリタリー」がトレンドです。再びこの「トレンチ」に注目してみてはいかがでしょうか。ひと世代前の者たちにとってこのトレンチは、名画『カサブランカ』(1942年公開作品)のハンフリー・ボガードにはじまり、ハードボイルドな映画の刑事や探偵の代名詞的なアイテムでした。膝にかぶるほどのちょと長めの丈で、余裕のあるサイズをウエストベルトでキュッと結ぶスタイルが流行りました。そこに野暮ったさや汗臭さを感じ、トレンチコートを着こなすことを避けていた人も少なくなかったのです。

【おすすめのトレンチコートとトム・ハーディの画像を見る】

 そこで、です。この俳優トム・ハーディのスタイルングを観てください。こちら上の写真は映画『The Revenant(レヴェナント: 蘇えりし者)』のプレミアに登場したときのスタリングです。冒頭の2012年に撮影されたスナップ写真に引き続き、こちらもスーツにトレンチコートの出で立ちです。しかも、すっきり野暮ったくない。とってもスマートにトレンチコートを着こなしているではないですか…。まさに「知的ミリタリー」のお手本ではないでしょうか。
 
 では、なにが違うのか。我々の先達は着こなしていたトレンチコートスタイルとは? 明確なことは、サイジングです。丈は膝上であり、ボディのシルエットも余計な弛みもない。これが今季のトレンチコートスタイルをモノにするための重要ポイントではないでしょうか!

メンズ・プラス編集部

最終更新:10/16(日) 0:37

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