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解散総選挙は来年秋以降 政治ジャーナリスト末延吉正氏

Japan In-depth 10/16(日) 21:51配信

臨時国会が開かれている永田町を現在騒がせているのは「1月解散説」だ。安倍総理やその周辺を取材している末延氏は、「風(解散風)が吹きすぎている。

なぜみんなそんなに解散、解散と騒いでいるのか、という感じ。」と述べ1月解散説を否定した。

その理由として、末延氏は、「北方領土について安倍首相は本気だ。(何故なら)戦後70年経っている。これが100年経つと固定化されてしまう。だから今頑張らなくてはいけない(と、思っている)。」と述べ、安倍首相が北方領土問題解決に向けて強い決意を持って取り組んでいるとの見方を示した。

末延氏は、安倍首相はすでにプーチン大統領との間でかなり詰めたやりとりをしていると見ている。今年の12月に安倍総理の地元、山口県にプーチン氏を招き、会談が予定されているが、この場では「かなり詰めたぎりぎりの話になる。」との見方を示した。

また、「北方領土問題が決着に向けて動くということは、日本もロシアもある程度現実的な妥協することになり、その場合、国内で熱狂的な人気が出るかといったらそんなことはない。北方領土で現実的な着地点へ向けて動くということは(支持率を落とすことになるので)、逆に解散で人気が出るなんて考えるのはもともと間違い。」として、一部マスコミで取りざたされている1月解散はないとの見方の根拠を示した。

さらに末延氏は、「2018年の9月が安倍首相の任期。任期延長は通ると思うが、それを越えるハードルは何かというと、(今は)選挙4連勝しているが、次の選挙で勝つことで総裁選を勝ちぬかねばならない。解散総選挙は確実に勝てるという判断ないと(解散には)踏み切れない。景気が今ひとつ実感できない中、(解散を)打つと少し議席減らす。そうすればメディアはそれを叩く。となると総裁選に向けていい感じなっていかない。」と述べ、次の解散総選挙は絶対勝てるタイミングで打つことが絶対条件だとの考えを示した。

また、「来年の6月あたりに都議会議員選挙があり、公明党の支持団体の選挙態勢考えるとその前後は難しい。とすると選挙の可能性は、来年1月か秋か暮れ以降が考えられる。で、メディアが1月、と言い始めたのが実相。」と述べ、現実的な解散総選挙のタイミングは秋以降だとの見通しを示した。

そうした中、細川氏が、「小池新党がどうなるか、解散総選挙のタイミングを計る上で重要なのか?」と聞くと、末延氏は「新党にはいかない。希望塾は作る。小池知事はメディア出身で、世論の動向を見るのは小泉元首相並みにセンスがよく、小泉劇場の再来の小池劇場だ。」と評価した。

一方、「豊洲の問題も含め、いよいよ現実的な判断を下さなければならないところにきている。世論の風が必要。都議会与党公明党とけんかをせず、自民党都議の中でも取り込める人はどんどん取り込んでいきながら、政治塾に集まる人と一緒に世論の風がやまないようにしている上、安倍総理や二階幹事長とも悪くない関係を築いている。」として小池氏の政治手腕を評価すると同時に、世論の風を止めないことが重要だとの見方を示した。

現在開かれている臨時国会について、細川氏は、民進党の蓮舫代表の二重国籍問題がネックとなっている今、安倍総理もその部分をもっと攻めたいと思っているのか、と聞いた。これについて末延氏は「今まで国籍の問題を軽く考えてきたというのは、リーダーとしての認識が足りない、資質に欠けると言われても仕方がない。」と述べた。

総理は自衛隊の最高指揮官。国を守る人たちに命令を下さなければならない。複雑な外交問題を抱える日本という国のリーダーとして、もう少しちゃんとしなければならない、と末延氏は述べた。

今国会での論戦について両氏は、民進党は稲田朋美氏に対し、徹底して「いじめ」のような追求をしているとの印象を持つ、と述べた。末延氏は、「聞くのであれば、安全保障は核武装論も含めて結論が出るまで論理的に詰めればいいけども、あれではクラスの人気がある子に意地悪をしているよう。」と指摘、蓮舫代表の国会戦術に厳しい見方を示した。

末延氏は、「骨太のレベルの高い志のある論争」を期待している、と述べ、今国会ではTPPに関わる法案を整備し、これをてこにしながら、経済を回復させること。それと同時にロシアの北方領土の問題、中国や北朝鮮を含めて、外交安全保障についても考えるべきだと、述べた。

最後に末延氏は、メディアが外交安全保障の問題と経済の両輪は絡まって進んでいくことを理解していないことと、まだステレオタイプで伝えているようなところがある気がすると指摘した。

(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2016年10月15日放送分の要約です)

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細川珠生(政治ジャーナリスト)/Japan In-depth 編集部(坪井映里香)

最終更新:10/16(日) 21:51

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北朝鮮からの脱出
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