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『プリウス』VS『リーフ』究極のエコカーはどっちだ?

@DIME 10/16(日) 10:30配信

『プリウス』と『リーフ』。エンジンも造り方も全く異なる2台だが、世界で販売台数を伸ばし続けている日本を代表するエコカーだ。その最新モデルを比較試乗した。

 1997年12月、トヨタは、世界初の量産ハイブリッドカー『プリウス』を発売。以来、改良を重ねながら、2代目(03~09年)、3代目(09~14年)を送り出してきた。4代目は同社の新しいクルマ造りの手法(TNGA=トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を採用した第1号車として登場。4WDモデルを追加した。また、電池はリチウムイオンとニッケル水素を、タイヤは15インチと17インチホイールの仕様をラインアップした。

 今回、試乗したのは「Aプレミアム、リチウムイオン電池、15インチホイール」のFF車。撮影前に各仕様を乗り比べたが、個人的にはAかAプレミアムのリチウムイオン電池車の、15インチタイヤ、4WDモデルがベストな組み合わせだと思った。

 新型になって格段に性能が向上したのが乗り心地。特にリアシートは、リアサスペンションをダブルウイッシュボーンに変えた効果が大きく出ている。電池については将来リチウムイオンのほうが主流になると思われる。実走燃費は21~38km/Lだった。

 一方、日産『リーフ』は2010年に販売を開始。こちらも改良を重ねながら、15年末までに世界累計で約20万台を販売。世界で最も売れている電気自動車(EV)となっている。『リーフ』の改良の歴史は、走行距離を延ばすことにあった。同社は開発を重ね、最新型はリチウムイオン電池を採用。280km(JC08モード)を達成した。デビュー当初は100kmを走るのがやっとだったことを思うと別次元の進化だ。

 今回、試乗したモデルは走行4800kmのGグレード。『リーフ』は全モデルFF車で、電池容量は最新の30kW/Nと24kW/Nが選べる。30kW/Nモデルに乗ってみると、メーター内の充電量は100%を表示。航続可能距離は215kmと表示されていたが、エアコンやオーディオを使いながら、15kmほど走った時点で充電量は90%、航続可能距離は169kmになった。これだけ走れば100km圏内のドライブは安心だ。

 ハイブリッド車はこの先、プラグインにシフトしていく可能性が高い。EVは排ガス0のタウンユース中心からロングツアラーカーへと進化する可能性を秘めている。いずれも今後の進化から目が離せない。

◎走りが楽しい最強ハイブリッド
トヨタ『プリウス』

Specification
■全長×全幅×全高:4540×1760×1475mm
■ホイールベース:2700mm
■車両重量:1380kg
■排気量:1797cc
■エンジン形式:直列4気筒DOHC/交流同期
■最高出力:98PS/5200rpm/72PS
■最大トルク:142Nm/3600rpm/163Nm
■変速機:電気式無段
■燃費:37.2km/L
■車両本体価格:319万9745円

◎世界で20万台以上売れているEV
日産『リーフ』

Specification
■全長×全幅×全高:4445×1770×1550
■ホイールベース:2700mm
■車両重量:1480kg
■排気量:0
■エンジン形式:三相交流同期
■最高出力:109PS/3008~10000
■最大トルク:254Nm/0~3008rpm
■変速機:電気式無段
■燃費:280km(1充電航続可能距離)
■車両本体価格:401万8680円

〈クルマとしての完成度の高さで『リーフ』に軍配〉

◎トヨタ『プリウス』

[運転性能]EV、パワー、ノーマルのモード切り替えでドライビングスタイルを選べる。まだ足回りの重たさも感じる。17点

[居住性]全高は低くなったが、シート位置も下がったので広く感じる。後席の乗り心地もかなりよくなったがまだまだ。16点

[装備の充実度]安全装備の精度は高い。自動駐車機能は使い勝手がとてもよいが上級グレードだけの標準装備。17点

[デザイン]フロント、リアともに幾何学的なラインが交差し、独特の新世代デザインが展開されている。18点

[爽快感]新規格「TNGA」を採用し、乗り心地、ハンドリングともに向上したがあくまで旧型と比べてというレベル。17点

[評価点数]85点

◎日産『リーフ』

[運転性能]スタート直後からのトルクの太さと中間加速でのレスポンスのよさはEVならでは。コーナリングも安定感がある。18点

[居住性]前席の視界は『プリウス』にやや劣る。後席は座面の厚みがあり快適。床中央のトンネルがやや高い。17点

[装備の充実度]エマージェンシーブレーキと車線逸脱警告を全モデルに標準装備。リアのラゲージスペースはやや狭い。17点

[デザイン]デビューして6年目に入るが古さを感じさせない。発売当初は大きすぎると感じたが、航続距離が伸びると納得。18点

[爽快感]スタートからのアクセルレスポンスは抜群で加速感は爽快。遮音性が向上すれば、スピード感も楽しめる。17点

[評価点数]87点

文/石川真禧照

@DIME編集部

最終更新:10/16(日) 10:30

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