ここから本文です

ブンデスリーガ日本人対決。疲労困憊の 原口元気と香川真司が得たそれぞれの手応え

webスポルティーバ 10/16(日) 15:31配信

 ドルトムント対ヘルタ・ベルリン。その響きから感じられる、強豪と挑戦者といった構図は今回の対戦では成立しなかった。試合前の時点で、勝ち点差1とはいえ、2位ヘルタが3位ドルトムントをリーグ戦の順位で上回っていたからだ。

【写真】 バイエルンの連勝を止めた前節のケルン。価値あるドローに貢献した大迫勇也

 試合は1-1で決着。ホームの大声援を受けるドルトムントが約69パーセントとボールを支配した。だが、引いてカウンターしか手のないヘルタが先制。ドルトムントは後半、オーバメヤンのゴールで追いつくが、逆転することはできなかった。

 したがって試合後も順位は変わらず。ヘルタのパル・ダルダイ監督はアウェーでの勝ち点1に飛び上がって喜んだ。一方、前節レバークーゼンに敗れているドルトムントは2戦連続で勝利から見放され、ベンチはどんよりと沈んだ。目指すところの違いは明らかだった。

 火曜日に地球の真裏のオーストラリアで90分プレーし、約24時間かけてドイツに戻ったばかりの原口元気は、この日もフル出場。試合に向けてクラブがSNSなどに発信するビジュアルはこの日、原口になっており、クラブからの期待と信頼度の高さがうかがえた。

「キツかったのはキツかったですけど、いつもキツいので。特別今日がめちゃくちゃキツいとかはなかったし、いいリカバリーができていた。まあよく90分、動けたなとは思います」

 原口は前半から攻守に走り回った。走行距離はチームで3位、11キロを超え、スプリントの回数は両チームでダントツの35回。W杯予選の疲労を感じさせるプレーではなかった。

 2列目の左で起用された原口は、クロスからチャンスを演出するだけでなく、中央からのラストパスで、先制ゴールを挙げたバレンティン・シュトッカーのシュートチャンスも作っていた。ボールを奪って攻撃につなげ、ドルトムントのSB、フェリックス・パスラックとの1対1ではひるまずにトライした。「獅子奮迅」という表現がぴったりくる働きぶりだった。

 不満が残るのは、ゴール前へと再三動き出しをしているのに、味方からのパスが出てこないこと。シュートへの意欲をうかがわせる動きは見せるものの、シュート自体は2本にとどまった。

「全っ然出てこないですからね(笑)。何回走っているんだ、という。代表戦はそれが出てくるから点を取れますけどね。見えないのかなぁ? みんな、いっぱいいっぱいなんで。シュトッキー(シュトッカー)がいて、出るとしたらそこかな、という感じですね。もしかしたら俺が速すぎるのかもしれないし、裏を狙いすぎているのかな……」

 それがこのチームのレベルなのであれば、自分のプレースタイルを変えるしかない。難しいところだ。

1/2ページ

最終更新:10/17(月) 13:48

webスポルティーバ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
11月10日発売

定価 本体1,389円+税

フィギュアスケート特集
『羽生結弦 未来を創る人』
■羽生結弦 インタビュー、エッセイ
■羽生結弦 フォトギャラリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。