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突然の復帰延期。タイガー・ウッズは このまま引退してしまうのか

webスポルティーバ 10/16(日) 15:48配信

WEEKLY TOUR REPORT

■米ツアー・トピックス

 PGAツアー2016-2017シーズン開幕戦のセーフウェイ・オープン(10月13日~16日/カリフォルニア州・シルベラードR&S)で、1年2カ月ぶりとなるツアー復帰を予定していたタイガー・ウッズ(40歳/アメリカ)が、同大会の欠場を決めた。正式にエントリーしたのが、10月7日。それからわずか3日後の、突然の決定だった。

【写真】ライダーカップで米国選抜のアシスタントキャプテンを務めたタイガー・ウッズ

 実は、大会開幕を3日後に控えた10月10日の月曜日の朝、ウッズが棄権するかもしれない、という噂が流れた。ウッズの復帰で、大会のチケットは昨年の倍は売れていて、開幕に向けて大いに盛り上がっていたゆえ、その噂は大会前の熱気に水を差すものだった。

 新聞やテレビなどのメディアは、すぐに真相を確認しようと奔走した。そうした状況の中で、ウッズは自身のホームページ(以下、HP)で、今週のセーフウェイ・オープンと、来月に参加を予定していた欧州ツアーのトルコ航空オープン(11月3日~6日/トルコ・レグナムカーヤG)にも出場しないことを発表した。

 理由は、「体の状態はとてもいい。だけど、ゲームの内容は”もろくて壊れやすい”状態で、まだ世界のベストプレーヤーと戦える準備はできていない」というものだった。

「もろくて壊れやすい」という言葉を使ったウッズ。これは、さっきまではよかったと思ったのに、すぐに悪くなってしまう、そんな”不安定な状況”と理解すればいいのだろうか。ウッズ自身の口からは、どのショットがどうしっくりこないのか、などといった具体的な言葉は出てこなかった。

 それでも、ウッズが自ら苦しんでいることを隠さず、その現状を伝えているのは珍しいケースだ。

 はたして、ウッズのゴルフはどんな状態なのだろうか? それは、ゴルフ界の関係者も、メディアも、ファンも、最も気になるところだ。

 過去にも何度か戦列を離れているウッズ。直近の、復帰した際はどうだったのか、少し振り返ってみたい。

 昨年2月、ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンの際は、約半年ぶりのツアー復帰だった。当時、ウッズの身に起こったのは、『アプローチイップス』だった。

 チップショットでは、明らかにおかしな動きを見せて、グリーンをオーバーしてしまうことが何度もあった。結局、予選落ちに終わると、翌週のファーマーズ・インシュランス・オープンでは初日に途中棄権した。このときのウッズのプレーは、過去の彼のプレーを知っている者としては、目を覆いたくなるほど酷いものだった。

「一度、イップスにかかった選手の完全復活はない。特にハイレベルな選手ほど、復活するのは難しい」

 かつて、ブランデル・シャンブリー(『ゴルフチャンネル』の解説者。元ツアープロ)が話していた言葉を思い出した……。

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最終更新:10/17(月) 13:57

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