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「過去20年で最強」と評価されるレアルが来日! 歴代の名手が輝いた“世界制覇”の記憶を辿る

Football ZONE web 10/16(日) 20:00配信

レアルが挑む2年ぶりの「クラブ世界一」の称号

 レアル・マドリードは、昨季UEFAチャンピオンズリーグで最多11度目の欧州王者に輝き、2年ぶりとなるFIFAクラブワールドカップへの出場権を手にした。過去には1980年から2004年まで開催されたトヨタカップ、2005年以降から開催されているFIFAクラブワールドカップに計4回出場し、世界中に衝撃を与えてきた。そんな“白い巨人”の、クラブ世界一を懸けた戦いの足跡をプレーバックする。

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 豪華絢爛な陣容のレアルが、ついに東京・国立競技場のピッチに現れる――。日本中で話題になったのは98年大会のことだった。当時のチームはDFフェルナンド・イエロやFWラウール・ゴンザレスといったスペイン勢に加え、DFロベルト・カルロス、MFフェルナンド・レドンドにMFクラレンス・セードルフ、FWプレドラグ・ミヤトビッチと、ボスマン裁決を受けて各国のスタークラスをかき集めた、言わば“銀河系軍団・草創期”だった。

 ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)との一戦は1-1の同点で迎えた後半38分、ラウールがセードルフからのロングフィードに飛び出すと、絶妙のファーストタッチからのシュートフェイントで背走するマーカーを外し、カバーに来た二人目のDFとGKも華麗なステップでかわして決勝点をマーク。エースの一撃によって、前身のインターコンチネンタル杯から数えて38年ぶりにクラブ世界一の座を奪回した。

 2年後の2000年大会にも歩を進めたレアルは、ラウール、R・カルロスは健在のまま、バルセロナからの“禁断の移籍”を果たしたFWルイス・フィーゴ、そしてスペイン有数のテクニシャンと称されたMFグティらを擁して勝利は堅いと見られた。しかしボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)のFWマルティン・パレルモが挙げた開始早々の2得点をひっくり返せず、1-2で敗戦する悔しさを味わった。

大観衆を魅了した02年の“銀河系軍団”

 剛腕で鳴るフロレンティーノ・ペレス会長にとって、この敗戦は闘志に火をつけるものだったのかもしれない。現在レアルの指揮を執るMFジネディーヌ・ジダン、セレソンのフェノーメノ(怪物)として恐れられたFWロナウドらを乱獲して“銀河系軍団”を形成。そのジダンのスーパーボレーによってCL制覇を達成した最強チームは02年12月、横浜国際総合競技場へと姿を現した。

 6万6070人もの大観衆を集めたオリンピア(パラグアイ)との一戦は、前半14分にレアルらしい優雅なアタックが炸裂した。テンポの良いパス回しからR・カルロスが斜めにパスを入れると、ラウールが絶妙のスルー。これに反応したロナウドが一瞬の加速と絶妙のトラップで相手をかわすと、相手GKのタイミングを外すインステップシュートでゴール右隅を打ち抜いた。

 ロナウドの一撃で余裕の試合運びとなったレアルは、後半39分にグティのダメ押しゴールで2-0と完勝。日本のファンに煌びやかなプレーを見せつけた。

 それから12年にわたって欧州ナンバーワンの座に立てなかったレアルだが、2013-14シーズンのCLを制し、初のFIFAクラブワールドカップ出場権を獲得し、開催地モロッコへと降り立った。カルロ・アンチェロッティ監督率いるチームの中で、FWギャレス・ベイル、FWカリム・ベンゼマ、FWクリスティアーノ・ロナウドの「BBCトリオ」に注目が集まった。準決勝のクルス・アスル(メキシコ)戦では主将のDFセルヒオ・ラモスのセットプレーでの先制弾に始まり、ベンゼマ、ベイル、MFイスコが得点を挙げて4-0と一蹴。難なく決勝へとコマを進めた。

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最終更新:10/16(日) 20:00

Football ZONE web