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鶴保大臣、議員宿舎をセカンドハウスに 物件の“資産公開外し”も発覚

デイリー新潮 10/16(日) 5:56配信

 ある意味、内閣の“目玉閣僚”となった鶴保庸介・内閣府特命大臣(49)。安定飛行の続く安倍内閣において、次々とスキャンダルを起こし、“存在感”は増す一方だが、今度は資産公開にまつわる醜聞が露見した。

 ***

 鶴保大臣の所管は6つの分野に亘っているが、一番重みを持つのは「沖縄・北方対策」であろう。普天間基地の移設に北方領土の返還交渉と、現政権の2大テーマを抱えているワケだ。

 しかし、

「目立った動きはほとんどしていませんね」

 とは政治部デスクである。

「基地問題には菅官房長官や親分の二階幹事長が取り組んでいますし、北方領土も、官邸、外務省に加えて世耕経産大臣がロシア経済協力相に任命されました。どちらも鶴保さんが主体的に動く余地はありません」

 代わりに忙しいのは不祥事対応。就任後、新妻と幼子を「捨てた」過去が発覚したのに続き、スピード違反で略式起訴もされた。その都度弁明に追われたのだから、何が本業なんだかちっともわからないのである。

■格安のセカンドハウス

「閣僚の資産公開にも“あれっ?”と思いましたね」

 とは、さる自民党関係者。

 新たに就任した閣僚は、大臣規範に基づき、資産の公開が定められている。鶴保大臣も9月16日にそれを明らかにしたのだが、

「港区芝に所有物件があるとなっていたのです。でも一方で、彼は議員宿舎にも部屋を借りている。あそこは都内に住居を持っている人は原則入居不可ですから、ルール違反です。鶴保さんは税金によって都心の一等地に格安のセカンドハウスを構えていたことになる」

 不動産謄本によれば、芝の物件はタワーマンションの30階、126平方メートルの一室。1億3000万円の抵当権が設定済みの「億ション」で、購入は昨年11月だ。

「ここにももう一つインチキがあります」(同)

「資産公開法」によれば、国会議員は当選時の資産を公開し、その後も毎年末の時点で増えた資産があれば、報告する義務がある。しかし昨年末の補充報告書を見てもこの物件の記載はない。

「明確な法令違反」(同)

 というワケなのだ。

「私も閣僚の資産公開を見て首をかしげました」

 とは、地元・和歌山の後援会関係者。

「鶴保さんはJR和歌山駅近くのマンションの一室を持っていますが、それが抜けているのです」

 物件の広さは79平方メートル、既にローンは返却済みだが、一度ならず二度も「資産はずし」があるとなれば、何らかの“意図”を勘繰られても仕方あるまい。

 当の鶴保事務所に聞くと、芝の物件については、「事務所のミスでした。今後このようなことがないよう徹底したところです」と言うものの、和歌山のそれについては、「兄に譲渡したものであり、兄に確認したところ所有権移転登記を怠っていたとのことでした」と奇怪な弁明をする。

 では登記上の所有に基づく固定資産税はどう処理したのか、譲渡所得税は適切に支払っているのか。疑問はまだまだ残るのである。

「大臣は疑惑に慌てたのか、議員宿舎をこの9月末にやっと引き払いました」(先の自民党関係者)。やることなすことすべて好い加減な鶴保大臣。この人には「最悪」の二文字がよく似合う。

「ワイド特集 男の顔は履歴書 女の顔は請求書」より

「週刊新潮」2016年10月13日神無月増大号 掲載

新潮社

最終更新:10/16(日) 5:56

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