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過去の遺産に頼りすぎ? 「ドラゴンボール室」設立に「ジャンプ」ファンは……

おたぽる 10/17(月) 21:00配信

――発行部数約230万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2016年46号の表紙&巻頭カラーは、新連載の『青春兵器ナンバーワン』。作者の長谷川智広は、13年43号~14年12号連載の『恋のキューピッド 焼野原塵』以来の本誌連載復帰となった。『~焼野原塵』の時より、「画力が上がっている!」との評価が多い今作。ギャグセンスは以前から好評なだけに、今後への期待が高まるばかりだ。

 今号の掲載順位は、『青春兵器ナンバーワン』以下、『僕のヒーローアカデミア』『ブラッククローバー』(センターカラー)、『こち亀』40周年トリビュート企画「みんなのこち亀」、『歪のアマルガム』(センターカラー)……と続く。第2弾となる「みんなのこち亀」では、田村隆平の『べるぜバブ』が約2年ぶりに「ジャンプ」に登場。主人公の男鹿辰巳ら不良たちが、両さんから熱血指導を受けるというストーリーを展開している。

 今回、「ジャンプ」まわりで注目したいトピックスは超人気作品のニュース。先週12日、集英社は「ドラゴンボール室」を今年の6月21日付で新設していたことを発表した。

「ドラゴンボール室」は、世界的人気を持つ『ドラゴンボール』のコンテンツを拡大、最適化するのが狙いで、室長である「Vジャンプ」編集長・伊能昭夫氏によれば、「ドラゴンボールのことだけを考える部署となる」そうだ。

 この「ドラゴンボール室」についてだが、鳥山明の「ずいぶん昔の作品を、集英社さんの優秀なスタッフの力を借りて、現代でも盛り上げていただこう、なんていうボクにとっては実にありがたくも頼もしいチームです」という皮肉めいた発言も関係してか、「そこに金使うなら新人育成しろ」「過去の遺産に頼りすぎ」という非難めいた声が上がっている状態だ。

 マンガの連載は20年前に終了した『ドラゴンボール』だが、今もアニメのパッケージや玩具などの売り上げは目覚ましいものがあり、バンダイナムコが今年5月に発表した「2016年通期実績 IP別売上高」を見ると、349億円の数字を記録している。これだけ売れるコンテンツとなれば、「ジャンプ」がまだまだ『ドラゴンボール』に頼りたくなるのもわかる。

「ジャンプ」の売れるコンテンツといえば、先日アニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』も原作の最終回を放送したのだが、今週20日放送分から新シリーズに突入すると発表。これに歓喜の声があるものの、その一方で「まだ続くの?」いった疑問の声も上がっている。

“売れる人気コンテンツ”で稼ぐのは、企業としては当たり前かもしれないが、『ドラゴンボール』『NARUTO』、そして『ONE PIECE』といった人気作に次ぐ作品が今の「ジャンプ」には見当たらないのもまた現状。新たな超人気作が生まれることを願っているファンも多そうだ。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。)

最終更新:10/17(月) 21:00

おたぽる

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。