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山崎武司が見た11人のドラフト候補。「将来の筒香、山田は誰だ?」

webスポルティーバ 10/17(月) 12:25配信

 27年間の長きにわたる現役生活で、403本(NPB歴代18位)もの本塁打を積み上げた山崎武司氏。プロ10年目にして初めて規定打席に到達し、39歳になる年に自己最高の43本塁打を放った遅咲きのスラッガーでもあった。

【写真】今年のドラフトが迫る中で山崎氏は細川成也を評価、第二の筒香嘉智はいるのだろうか。。

 そんな山崎氏に、今年のドラフト候補のなかから「強打者」をテーマに存分に語ってもらった。「投高打低」と言われている今年のドラフト戦線で、名スラッガーのお眼鏡にかなう打者はいたのだろうか?

■細川成也(明秀学園日立高/181cm・85kg/右投右打/外野手)

バッターボックスでの雰囲気が、中田翔(日本ハム)にそっくりだなぁ……。スイングを見ても、振る力があります。まだ上半身だけの力で打っている印象だけど、これだけ振れると魅力があるなぁ。プロは何といっても振れるヤツが欲しいんですよ。強いスイングができれば、あとはプロに入ってから何とでもなる。少し気になるのは、踏み込みが強くてボールに対して突っかかっちゃう打ち方なので、インコースがさばけるかどうか。それでもライトにも大きな打球を飛ばせる選手だし、これから楽しみです。

■藤嶋健人(東邦高/175cm78kg/右投右打/投手)

本人は投手志望みたいだけど、僕は打者として評価したいですね。ただ、彼はまだホームランバッターじゃない。スタンスを広くとって、あらかじめテークバックを深く引いて構える打ち方だけど、木製バットのプロではあまり飛ばせなくなると思います。このメジャー式の打ち方は、外国人よりもパワーで劣る日本人ではあまり飛ばない……と僕は考えているからです。ただ藤嶋くんの現段階での技術・パワーは、高校生としては十分高いレベルにあると見ています。

■今井順之助(中京高/177cm88kg/右投左打/一塁手)

甲子園で猛烈なフルスイングの空振りをしていましたね。この姿勢がいいなぁ。体はそこまで大きくないけど、振る力を持っている選手なので楽しみです。軸足にしっかりと体重を乗せてボールを待てているから、これだけ強く振ることができます。ただ、テークバックを深くとらず、トップを動かさずに打ちにいく打ち方であまり「手」を使えていないのは気になるかな。これは加減が難しいけど、トップでほんのちょっとヘッドを動かしてあげると、もっと飛ぶようになると思いますよ。

■九鬼隆平(秀岳館高/181cm82kg/右投右打/捕手)

この選手も体に力があって、振る力がありますよ。でも細かいことを言うと、直したいところはいっぱいあるなぁ(笑)。ひとつ大事な部分を挙げると、打ちにいく際に右ヒザが折れてしまうところ。せっかくテークバックで軸足の右足にしっかりと体重が乗っているのに、ここで曲がってしまうので、右肩が落ちてズレが生じるんです。だから、意外と詰まることが多いと思いますよ。このクセが直れば、もっとボールに力を伝えることができるはずです。

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最終更新:10/17(月) 18:51

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