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箱根から世界へ。予選会で光った神奈川大エース・鈴木健吾の走り

webスポルティーバ 10/17(月) 14:40配信

 大東文化大が10人の合計タイム10時間08分07秒で1位になり、明治大が10時間08分17秒で2位に続くなど、10位の日大までが本戦の出場を決めた10月15日の箱根駅伝予選会。陽差しも強く、気温も上がり、各校とも選手たちにペースを抑えさせるなかで、パトリック・ワンブイ(日大)とレダマ・キザイサ(桜美林大)に続き、日本人トップの3位でゴールしたのは鈴木健吾(神奈川大3年)だった。

【写真】箱根を経てユニバーシアードを目指す鈴木健吾、今年の日本選手権で優勝した元箱根ランナー大迫傑に続けるか。

 そのゴールタイムの58分43秒は、14年に村山紘太(城西大・現旭化成/リオデジャネイロ五輪5000m、1万m出場)が出した58分26秒と、07年に木原真佐人(中央学院大・現SGホールディングス)が出した58分40秒に続く日本人歴代3位の記録だが、後半の安定感はタイム以上の強さを見せつけるものでもあった。

「大後栄治監督からは、最低でも日本人トップと言われていたので……。自分は暑さが苦手ではないので問題ないと考えていましたが、スタート前は想像以上に陽差しが強かったですね。ちょっとゆとりを持って入った方がいいかなと思ったのですが、いざスタートすると強い気持ちを持って走ることができました」

 こう話す鈴木は、最初の5kmを留学生が作る14分23秒のペースに乗った。5kmを過ぎてからは留学生勢を逃がして日本人選手がいる集団に入り、10kmまでを14分58秒に落とした。その中で「意外と気持ちにゆとりがありました。そこから余裕を持たせて走っていると『これなら行ける』という感覚を持てたので、9kmからは集団の前に出てペースを上げました」と話す鈴木は、10km過ぎからはムソニ・ムイル(創価大)とともに集団から抜け出して落ちてきた留学生たちを抜くと、順位を3位に上げた。そして18km過ぎでムイを突き放すと単独3位でゴール。ラスト5kmも全体最速の14分40秒と、後半に強さを見せた。

「監督からは59分10秒と言われていたので、狙いとしては59分0~10秒でした。でも59分台と58分台では気持ちが違うので。チームのためにしっかりまとめるということを意識しながらも、タイムは狙ってはいました」

 前回の箱根では2区を走ったが、1区が15位と出遅れたこともあって淡々と走るだけでチーム順位も上げられず、区間14位に終わった。「凡走で終わっただけで、チームとしても手も足も出ない形で終わってしまって悔しかった。それに監督から17年のユニバーシアードを目指そうと言われてその思いもあったのですが、同学年の工藤有生(駒澤大)は前をガンガン追っていたので、『(自分は)ユニバーも口だけだな』という感じで無力感も感じました」と鈴木は言う。

 状態は万全とは言えないなか、箱根その悔しさを晴らすために、ユニバーシアード選考会になる今年3月の日本学生ハーフに出場し、1位とは1秒差、2位と同タイムの1時間03分08秒で3位になった。それを自信に練習に取り組み、5月の関東インカレ2部、1万mでは28分50秒13の自己新で3位。さらに7月のホクレンディスタンス北見大会では自己記録を28分30秒16まで伸ばし、日本学生ランキング8位(日本人4位)になる成長を見せている。

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最終更新:10/17(月) 15:01

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