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最古参の長友が“インテル新主将”の有力候補? サネッティ副会長はイカルディから主将剥奪の方針

Football ZONE web 10/17(月) 14:39配信

捏造疑惑でバッシングを受けるFWイカルディ 伝説のキャプテンは厳しい態度を示す

 インテルのキャプテンでアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディが、自伝でサポーターとの武勇伝を捏造した疑惑で大炎上している。「クルバ・ノルド」と呼ばれるサポーター集団から大バッシングを受け、主将剥奪という異例の要求を受けているが、インテルのハビエル・サネッティ副会長は愚行の目立つストライカーを降格させる方針を明らかにしている。イタリア地元テレビ局「メディアセット・プレミアム」で語った。

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「我々は対応をせざるをえないか? 残念ながら、そうだ。ファンは最も重要な要素だ。彼らは我々に付いてきてくれる。我々は全員、彼らに敬意を示さなければいけない」

 1995年からインテルで615試合に出場した伝説のキャプテンは厳しい態度を示した。アルゼンチンの同胞でもあるイカルディから主将剥奪の方向で動くという。

 サンシーロのゴール裏に陣取るインテルのサポーター集団「クルバ・ノルド」は、チームのストライカー相手に公式サイトで異例の声明を出した。

「イカルディ、我々の知る限り、お前は終了した。何だ、あのさもしい作り事は? 我々はゾッとしている。あの本は馬鹿げているし、嘘しか書かれていない。彼は我々をクラブにまとわりつく、恐るべき存在と描写しているが、我々は単に努力と誠実さを求めているにすぎない。彼の頭の中がどうかしてしまったのは明白だ」

クラブ規範にそぐわないとイカルディを断罪

 サポーターは激怒していた。イカルディの自叙伝「センプレ・アバンティ(常に前進)」では、2015年2月のサッスオーロ戦で子供が手にしていたユニフォームを引き裂き、投げつけたサポーターに反論したことでチームの英雄になったと記したが、サポーターは完全捏造と批判。しかもサポーターに対して、アルゼンチンから犯罪者100人をイタリアに連れてきて、皆殺しにするというイカルディの常軌を逸した恫喝の表現もあったことから、大炎上している。

 自身のソーシャルメディアで「インテルを愛している」と主張したイカルディだったが、16日の本拠地カリアリ戦でも許されることはなかった。大ブーイングを浴び、横断幕では「お前は男じゃない。キャプテンでもない。お前は卑劣な塊だ」と一刀両断された。アルゼンチン代表の先輩で恩人のFWマキシ・ロペスから夫人を寝とった前科の持ち主は、「男じゃない」と人格すら否定されていた。

 そのカリアリ戦では、前半26分にはイカルディ自らが獲得したPKを外し、頭を抱える一幕もあり、チームも格下と見られた相手に本拠地で1-2と敗れるなど、まさに泣きっ面に蜂となった。

 降って湧いた危機的状況にサネッティ副会長は「我々はキャプテンの腕章を剥奪するのか。それについては後で話すことになるが、これはイカルディだけの問題ではない。クラブに関わる全員の問題だ。その振る舞いはインテルの歴史の価値に見合うものでなければいけない」と厳しい姿勢を示している。

 2009年シーズンの伝説の3冠にキャプテンとして貢献したサネッティ氏は、イカルディの愚行はキャプテンとしてのみならず、インテルの規範にすらそぐわないと断罪している。

長友に栄光のアームバンドが回ってくるか

「他のことに集中していたので、こんな炎上を誰も予想していなかった。だが、インテルはどんな個人よりも優先される。重要な試合の前にこんな事件に対処せずに戦えたはずだった。残念ながらソーシャルメディアはネガティブな方向に働いてしまう。インテルのために働くすべての人間はソーシャルメディアに気をつけるべきだ。自分の私生活について好きなことを書けばいい。だが、クラブの歴史に傷をつけてはいけない」

 サネッティ氏は断固たる立場を貫いている。イカルディの主将剥奪は、もはや時間の問題となった。インテル愛を常々アピールする最古参のDF長友佑都はベンチ要員と化しているが、栄光のアームバンドは回ってくるのだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/17(月) 14:39

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