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麻薬犯虐殺の次は原発も視野に…フィリピン大統領の暴走はまだ序の口? 意外としたたかな面も見えてきた

現代ビジネス 10/17(月) 11:01配信

相変わらずの“ドゥテルテ流”

 フィリピンのドゥテルテ大統領が6月30日の大統領就任から100日、いわゆる「お手並み拝見」のハネムーン期間を終えた。

 就任直後からの失言、暴言、言いたい放題、やりたい放題の独自路線は100日を過ぎても依然として国民から高い支持を受けており、それをテコにさらに「我が道」一直線に突っ走っている。

 ドゥテルテ大統領の舌鋒が向かう先はオバマ米大統領、潘基文国連事務総長(当時)、在フィリピン米軍からユダヤ人まで相変わらず広範囲に及び、名指しされた本人やその周辺、さらに国際世論の反応を見てはドゥテルテ自身、大統領府、外務相などが訂正、謝罪、説明してフォローするという手法もほぼ定着した感がある。

 海外のマスコミもようやくこうした“ドゥテルテ流”に慣れてきたようで、かつてほどは過剰反応しなくなってきている。

 とはいえ、数ある失言の中でもドゥテルテ大統領自身が直接謝罪せざるを得なかったのが、ナチスドイツのヒトラーに自分をなぞらえて「麻薬犯を虐殺する」という発言だった。

 9月30日の記者会見で麻薬犯罪対策での強硬策が欧米などから「超法規的殺人」と指摘されていることに反発して、こう言ってのけた。

 「ヒトラーはユダヤ人を300万人虐殺した。フィリピンには麻薬中毒者が300万人いる。私も虐殺してやりたい」
「私は彼らを喜んで虐殺する。ドイツにはヒトラーがいた。フィリピンにもいる」

 これにはさすがにアベラ報道官が「ホロコーストでユダヤ人600万人の命が失われたことを軽視する意図は大統領にはない」と弁明、補足説明をして擁護した。

 しかし「ヒトラー」「ホロコースト」は欧米人の琴線に触れる問題だけに欧米各国、ユダヤ人組織が猛反発。さすがのドゥテルテ大統領も反省して、10月2日、「虐殺されたユダヤ人を貶める意図は全くなかった。ユダヤ人社会に心から謝罪する」と、一転して非を認めた。

 こうした「発言→釈明・謝罪」というお決まりのパターンをみていると、「最初から言わなければいいのに」とも思うわけだが、やはりそこがドゥテルテ大統領の強い個性でありフィリピン人の国民性なのかもしれない。

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最終更新:10/17(月) 14:56

現代ビジネス

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