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【ルマン女子WEC富士2016】ル・マンでの雪辱をチームで勝ち取ったトヨタが最高にかっこいい!

clicccar 10/17(月) 22:00配信

ル・マンでの悔しい思いから4カ月・・・。ついにトヨタが地元、富士スピードウェイでたくさんのファンが見守る中、今期WEC初優勝を成し遂げました!

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今でも脳裏に残るル・マン24時間レース。トヨタ5号車がトップを守りながら順調に周回をかさねる中、私は24時間サルトサーキットにいました。レースは最後まで何が起こるか分からないもの。時間よ早く過ぎてこのままトヨタを優勝に導いて!と何度も何度も時計をチェックしていました。1日で時計を見た回数、過去最高記録を更新した自信があるくらい。



夜が明け、残り30分をきった頃、もう大丈夫だろうと安心してのんびりとスタンドからレースを見ていたら、あの瞬間が訪れたのです・・・。レース終了3分前、目の前で止まったトヨタ5号車。何が起こったのか状況判断に苦しみました。

レース終了後、トヨタのガレージ前でドライバーとチームスタッフが愕然としている姿は今でも忘れられません。



見ているだけの私でも辛かったのに、現場で不眠不休で働いたチームや悲願のル・マン初優勝を信じ走ってきたドライバーは想像できないくらい辛かったはず。誰もが悲しみ、そして苦しんだル・マン24時間レースの想いを背負って、トヨタはWEC富士6時間に挑みました。

WEC富士の朝は、とっても早いんです。8時からスタートしたピットウォーク&サイン会には、マシンの写真を撮ったり、憧れのドライバーからサインを貰おうと、たくさんのファンの方がピットレーンに詰めかけていてびっくりしました!



やはり、総合優勝を争うLMP1-Hクラスは人気がありました。ドライバーと一緒に写真を撮っている方もいて、気軽にドライバーと触れ合えるのもWECの魅力ですよね。



ポルシェ2号車のニール・ジャニ選手は、サイン会の時間が終わっても並んでいたファンの方にサイン入りドライバーズカードを配ったり、握手をしたりと、とっても優しい! 笑顔も素敵なジャニ選手にキュンキュンしちゃいました(><)

憧れのドライバーに会え、マシンも近くで見ることができるピットウォーク&サイン会。これは早起きして早朝からサーキットに来る価値がありますね!

6時間の耐久レース中、座席からレースを観たり、カメラを持ち歩きマシンの写真を撮ったりと、自分にあった観戦スタイルでレースを楽しめるのも耐久レースの楽しいところ。

様々なブースがあるイベント広場の「TOYOTA GAZOO Racing PARK」では、レース中継を巨大スクリーンで流していて、レース中もたくさんのファンの方が集まり、レースの行方を見守っていましたよ。



ブース内には、コックピット搭乗体験や歴代ル・マン参戦車両展示が行われていました。TOYOTA公式応援グッズ販売をしているショップもあったのですが、そこでずっと欲しかったTS050のミニカー(5号車)に出会ってしまったのです! 「残り2台ですよ。」という店員さんの誘惑の言葉に負け、即購入(笑)。6号車のミニカーも欲しいなぁ。

いよいよ6時間耐久レースのスタートです!

ポルシェ1号車との激しい順位争いのすえ、3位を走行していたトヨタ6号車ですが、最後のピットストップで、大勝負に出ました! なんと、ドライバーも、そしてラップタイムとしては不利になるタイヤも変えず給油のみという選択を選んだのです!! ドライブするのは、小林可夢偉選手。小林選手のドライビングテクニックを信じ、そしてル・マンでの雪辱を晴らすべく、何としてでも勝ちに行く!というチームの強い気持ちがあったからこそできた選択だと思います。もう、かっこよすぎる!!



ドライバーもタイヤも交換したアウディ8号車とポルシェ1号車はもちろんトヨタよりピットストップの時間が長くかかり、ついにトヨタ6号車が1位へ浮上しました。



ファイナルラップ、2番手を走る新品タイヤを履いたアウディ8号車が1秒差まで縮めますが小林選手は見事に守り抜き、地元富士スピードウェイで今期初優勝! トヨタの真の強さが証明された、素晴らしいレースでした。本当におめでとうございます!!



レース終了後、小林選手は「ホームレースで勝てて良かったです。ライバルとのギャップが広がらないし縮まらない、少しのミスも許されない、そんな状況の中で優勝できたのも、誰もミスなく走りきれたからこそ。楽しいレースでした。」と語っていました。



ル・マンでの悔しい気持ちをバネに、ついに今期初優勝を手にしたトヨタ。しかも地元、富士スピードウェイで! 最後の最後まで、何が起こるか全く想像ができないのが耐久レースの最大の魅力です。今までのトヨタの努力が報われた瞬間、目頭が熱くなりました。



ルマン女子として中嶋選手、小林選手をはじめトヨタのチームの方にWECにかける思いをたくさん伺ってきました。「表彰台に乗ること」ではなく「優勝」にこだわり続けたトヨタ。だからこそ今回のレースで大胆な勝負に出て、見事優勝を勝ち取れたのだと思います。WEC富士でこのような素晴らしいレース、観せてくれてありがとうございます。そして結果が残せて本当に良かったと思います!

でも、これがゴールではありません。まだまだ走り続けるトヨタを、これからも応援します!!

(写真・松永和浩、clicccar編集長小林和久/文・yuri)

最終更新:10/17(月) 22:00

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