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あの「宮本むなし」が関東再進出!? 買収の真相

日経トレンディネット 10/17(月) 16:37配信

 「和食さと」「にぎり長次郎」などの和食チェーン店を展開するサトレストランシステムズは、定食チェーン店「めしや 宮本むなし」を完全子会社化し、多店舗化に乗り出した。

【関連画像】「めしや 宮本むなし芝田店」は3号店で、営業中の店舗のなかで最も古い。24時間営業で、男性客を中心に学生から高齢者、水商売の従業員、外国人観光客までさまざまな客が来店する

 “宮本武蔵”ならぬ“宮本むなし”というインパクトのある店名の由来は「創業者の息子さんが幼いとき、むさしとなかなか言えず、むなしと言っていたことからきている」と、買収後にサトから宮本むなしの社長に就任した田口剛氏。その田口氏に買収の理由と今後の戦略などを聞いた。

●関西では「ご飯おかわり自由の定食屋」として有名

 宮本むなしは関西を中心に中部、岡山で計69店舗を展開。特に関西では「ご飯おかわり自由の定食屋」として知名度は抜群。ただ、顧客の大半が男性客で女性客にはなじみが薄い。

 大阪・梅田の阪急電車高架下近く。飲食店がひしめく通りに「めしや 宮本むなし芝田店」がある。営業中の店の中では最も古い店舗だ。24時間営業で、夜の仕事帰りに立ち寄る水商売の客も多い。最近は、朝食を食べに来る外国人観光客が増えているという。定食チェーン店とはいえ、昼夜問わず、和食を求める客の胃袋に応えているのだ。

 ランチタイムに店内をのぞくと、男性客が8割近く。学生から年配まで年齢層は幅広い。病院帰りに必ず立ち寄るという常連の年配男性は、決まって「おろしカツ定食」を注文するという。「息子ともよく来るが、味にうるさくケチな大阪人が認めるおいしさ」と、満足げに話す。

 サラリーマン2人組が注文していたのは、「おろしカツ定食」と「チキン南蛮定食」。市内で働く男性は「学生のころからよく通っているが、若いときはご飯のおかわり自由なのが魅力的だった」と振り返る。初めて来店した東京在住の男性は「東京でも食費を抑えて腹いっぱい食べたい若者に受けるのでは」という。

 一方、大阪市のJR塚本駅前店は近隣の住民がほとんどで、女性客やファミリー客も少なくない。開業して10年近くたつが、毎日気軽に通える定食屋として地元に根付いている。塚本駅の一日の乗車人員は約1万7000人。「3万人未満の駅で外食チェーンが長く営業できていること自体感心している」と田口社長。過当競争に巻き込まれることなく、地域にしっかり認知されて商売を続けていることが、宮本むなしの一番の強みになっている。

■変更履歴

記事中に誤りがありました。「尼崎市のJR塚本駅前店」としていましたが、正しくは「大阪市のJR塚本駅前店」です。お詫びして訂正いたします。該当箇所は修正済みです。 [2016/10/17 20:48]

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最終更新:10/17(月) 20:56

日経トレンディネット

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