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「男がいいパンツをはけば、社会が変わる」社長の野望

R25 10/18(火) 7:02配信

日本の職人が手縫いで仕上げたハイクオリティな“男性向けアンダーウエア”のメーカー「TOOT」。代表取締役社長の枡野恵也氏は、東京大学法学部卒、マッキンゼー・アンド・カンパニーに新卒入社とエリート街道を歩んできた秀才である。

「これといったきっかけはないものの、少年時代から国連事務総長を夢見てきた」という枡野氏。いまは、国連ではなくパンツで世界を股に掛けたビジネスを展開したいと語る。

● ピタッとはまる仕事とは?“自分探し”を続けた日々

マッキンゼーを離れてからもベンチャーで責任ある仕事を任され、充実していた日々を過ごしていたそうだが、より「しっくりくる」感覚を求めていたと振り返る。

「何となく世界志向という『夢』はありながら、自分らしさを探していた感じでした。そんなことを考えながら自分なりに一所懸命に努力していると、自然と『ご縁』がやってくるんです」

どの仕事でも最大限のパフォーマンスを発揮するよう努め、会社にも貢献してきた枡野氏。そしてついに1年半ほど前にTOOTと運命的な出会いをはたす。

「仕事って、『自分がやりたいこと』『自分ができること』『人が求めていること』、この3つが全部重なると最高にいいと思うんですけど、TOOTの社長職を打診されたときはすべてが一致するタイミングが来たという感じです。複数転職をしましたが、『これだ!』と確信めいた感じというか、とにかくピタッとはまった。ちなみにTOOTのパンツも、ピタッとフィットするよう緻密にデザインされています(笑)」

●女性下着なら1万円でも売れるのに… パンツで男を自由にしたい!

しかし、なぜパンツなのか? 枡野氏の目論む「世界」とどうつながるのだろうか?

「今はTOOTを世界最高峰のパンツブランドにしたいと思っています。パンツで世界制覇です。高校生から思い描いていた国連事務総長とはかけ離れているようですが、夢は大きく、なぜか世界に挑みたいんですよね」

TOOTのパンツには“男性を社会の抑圧から解放する”パワーが秘められているという。

「TOOTのような男性下着のブランドって、あまりないんですよね。そのこと自体が、男性に対する社会の抑圧の象徴だと思うんです。総じて女性は、男性よりも自分を大切にしていますよね。ネイルやエステサロンに行ったりおいしいものを食べたり、人生を楽しむということをちゃんとやっていると思うんです。一方で男性の人生ってなんか“歯車感”が強いんですよ。皆同じような服を着て似たような仕事をして、自分自身を見つめる時間というのが少ない。その象徴がパンツなんです」

世界中の男に“いいパンツ”を履かせること。その使命に燃える枡野氏。それは世界平和にも通じると、真剣に語る。

「女性はちゃんと下着にお金をかける。いい下着って 1枚5000円から1万円くらいしますよね。女性下着だったら『そんなもんだよね』って言ってもらえますけど、男性下着って『1000円でも高い』ってなっちゃうんですよ。ちなみに、日本の女性下着市場は6400億円あるのに、男性は2700億円しかないんですよ。人口はだいたい同じなので、男性の価値って女性の半分もないってこと。おしゃれでいい下着を身に着けるという文化が世界中で浸透していくというのは、男性の“抑圧からの目覚め”につながる。それによって心に余裕が生まれ、今よりは世界も平和になるんじゃないかな。ファッションが世の中を平和にできるという信念、これはサプールというコンゴの方達から教わりましたが、いまはそんな壮大な夢とともに世界を狙っています」
(末吉陽子/やじろべえ)

(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびR25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

最終更新:10/18(火) 7:02

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