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炭水化物なのに太らない 秘密はレジスタントスターチ

NIKKEI STYLE 10/18(火) 7:47配信

 「健康のためには、炭水化物の摂取は控えよう」とはよく言われるところ。特に近年は低炭水化物ダイエット(ローカーボダイエット)が注目を浴び、ご飯やイモ類などの炭水化物を控えている人も多いだろう。ところが、炭水化物の中には食物繊維と同様の働きをする「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」なるものを含む食材・食品がある。しかも、このレジスタントスターチ、食物繊維のように腸内環境を整えるだけでなく、体重増加を抑えたり、内臓脂肪の増加を抑えたりする効果が期待できるという。
 プロントコーポレーションは9月1日にレジスタントスターチを多く含む「ハイレジ生パスタ」のメニューの提供を開始。その発表を兼ねたメディアセミナーの席で、慶應義塾大学大学院の政策・メディア研究科の渡辺光博教授に話を聞いた。

■健康のためには炭水化物は適度に摂るべき

 食物繊維が、生活習慣病の予防から便秘の解消まで、健康な体を維持するために大きな役割を果たすことは、今や広く知られている。一方で、日本人の食生活では、食物繊維は大きく不足している。
 厚生労働省(以下、厚労省)による食物繊維の摂取基準は、男性が1日20グラム以上、女性が18グラム以上(いずれも18~69歳まで)だが、2014年の国民健康・栄養調査結果(厚労省)を見ると、成人日本人の実際の摂取量は年代により12.8~16.4グラム(男女合わせた平均値)。どの年代でも目標量を下回っているのが現状だ。
 実は、「日本人の食物繊維の摂取量が低下している背景には、お米、麦、イモなどの炭水化物の摂取の減少がある。1955年と2010年の穀類の摂取量を比較すると3分の1まで減少しているのです」と、渡辺教授は指摘する。
 「昨今は低炭水化物ダイエットが注目され、炭水化物を摂らなければいくら肉を食べてもいいという説まであるが、これは現在、国内外の学会でも議論の的となっている。食物繊維の摂取不足は便通のみならず、腸内環境を悪化させ、いわゆる悪玉菌を増やしてしまい、体脂肪の蓄積や脂肪肝、糖尿病、高血圧の発症などの生活習慣病、がんや免疫機能の低下、精神疾患にまで影響を与えることが科学的に解明されてきている。健康のためには食物繊維の摂取源となる炭水化物は適度に摂るべきだ」と警鐘を鳴らす。

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最終更新:10/18(火) 7:47

NIKKEI STYLE

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